式変形までは追ってない. 内容理解だけ
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これまでの5つの章は温度勾配による不安定を扱った. この章と後の2章では角運動量勾配による不安定を考える. この簡単な例は, 同軸円筒間の定常な循環流(Couette流)である. この章では, 非粘性と粘性のCouette流を, VIII章ではより一般的な流れを, IX章では磁場の効果を考える.
同軸円筒間の可能な流れを考える. 非粘性の場合, 速度の円筒radial(r)成分と軸方向(z)成分が0であれば, 回転速度(方位角(θ)方向の流れ)はrの任意関数が可能である. 一方, 粘性がある場合は, Ω(r)=A+B/r^2という形の回転速度のみが可能である. ここで, AとBは2つの円筒の回転速度と半径で決まる. この章の注目するポイントは, 非粘性の結果と粘性ありの結果の関係性である.