訪問日 | 訪問地 | 主訪問目的 | ひとこと | |
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1 | 2002/05/04-14 | Nairobi, Masai Mara Game Reserve, Lake Nakuru National Park, Amboseli National Park | holiday | はじめての発展途上国で、かなり印象的な体験だった。 |
2 | 2004/03/27-04/04 | Nairobi, Sweetwaters Game Reserve, Lake Baringo, Lake Bogoria | holiday |
インパラなどのウシ科の草食獣が、最も良く見かける大型獣。 最初のうちはインパラを見て喜んでいても、だんだん 「またインパラかあ」などと贅沢なことを言い出すようになる。
ライオンなどの肉食獣は、たいていゴロゴロして半分寝ている。 テレビで良く見る狩りの場面はよほど忍耐強く待っていないと見ることができない。 しかし、こののどかな様子を見ることで、なるほど食物連鎖はこのようにして 維持されているのだということがよくわかる。草食獣も大部分の時間は 安心して食物を食べていられるのである。
スワヒリ語は、アフリカ東部でアラビア商人との交易のために発明された言語で、 民族語ではない。ケニア人にとっては外国語である。アフリカ東部の 共通語として使われており、タンザニアのザンジバルあたりが本場。 ケニアのスワヒリ語はだいぶんブロークンらしい。だいたい最も有名な 挨拶である Jambo! も本当は正しいスワヒリ語ではなく、Hujambo? と問い Sijambo. と答えるのが正しい。でも、ケニアでは Jambo! だけでかまわない。 スワヒリ語は活用がやっかいなのだが、ケニアではだいぶん簡略化されている。 たとえば、「トイレはどこですか?」の Choo kiko wapi? もケニアでは通常 Choo iko wapi? になってしまう。スワヒリ語では、動詞の語頭が主語の名詞の 種類に応じて変化する。上の例では、kiko や iko がそれである。これが ちゃんと正しい活用をせず、何でも iko になってしまったというわけである。
スワヒリ語は民族語ではないとは言うものの、共通語としては英語よりも 良く使われている。ナイロビのように全国から人が集まってくるところでは、 若い世代においてはむしろスワヒリ語が第一言語になってきている。
しかし、一昔前まではこのような治安の悪さはなかったらしい。 一昔前であれば、日本人の女の子が一人で街を歩いても問題なく、 それでケニアに住み着いてしまった日本人も多いらしい。 人口の増加やら、グローバル化に伴う現地産業の衰退などで、 貧困層が増えてしまったことが治安の悪化のひとつの原因らしい。 また、ソマリア、エチオピア、スーダンなど非常に不安定な国家と 国境を接しているのも危険な理由のひとつである。
ナイロビでは、非黒人が外で出歩くのは非常に危険らしく、 実際、非黒人が歩いているのはほとんど見ない。非黒人は、 皆さん車で出歩いて、必要なときだけ外に出るようだ。 多少立派なスーパーマーケットなどに行くと、そういう人たちを 見ることができる。黒人の人は、車を持てない人もいるので結構歩いている。 どうしても街を歩きたいときは、現地の黒人の人と一緒でないと危ないらしい。 最近では、ナイロビは、現地の人でも危険だと感じるようになっているらしい。
本来は、のどかな国であるはずなのに、経済問題や社会問題に蝕まれて 治安が悪くなっているのは残念である。もちろん、暮らしている日本人も それなりにいて、無闇に出歩かないなど十分に注意すれば、安全に 暮らして行くことができる。
白人やインド系の人が富裕層である。とくに、白人の多くが出ていった後は、 インド系の人が社会の裕福な層を形成している。 そのため、黒人たちはインド人を嫌っており、 インド人は黒人を見下しているらしい。 そういったことが原因で、非黒人は街を歩いていると危ないらしい。
ただ、サファリ観光に行くだけなら、ナイロビのそういう部分は見えない。 サファリの観光地は、白人のためのリゾート地である。
ケニアはアフリカで最も賄賂が横行しているそうである。 警官も質が悪い。いろいろなところで検問をしたりして、 人々から金を巻き上げようとしている。 1回目の渡航の帰りの空港で、持ち物検査をした人もどうやら 金を欲しそうだったが、適当な理屈にあわない受け答えをしたら 向こうもあきらめたようだった。 大統領がキバキに変わってからは、汚職を減らそうと 努力しているようで、2回目の渡航の際には、雰囲気が良くなっていた 気がした。
そこで、当然のことながら、ものの値段としては、食料品などは安い。
しかし、電気製品、ガソリンなどの輸入品は先進国並の値段である。 ということは、それらのものは、当然、先進国並みの稼ぎがある 金持ち層のものである。
上記のような、価格のおそろしいアンバランスがあるので、金銭感覚が難しい。 観光に行くと、みやげの売り込みがあるが、これがどの程度ふっかけているのか、 程よい程度が全く分からない。適当に値切ってみるが、どうせそんなに 欲しいものもないので、おみやげは結局あまり買わなかった。 みやげは、みやげもの店より、ガソリンスタンドで売り付けに来る女性たち の方が妥当な値段を言うようである。おそらく、値段を交渉する時間が 少ないせいではないだろうか。 あとは、ナイロビの Village Market の屋外で、毎週金曜日に開かれる 土産物の露店が並ぶ市があるが、ここでもそうひどい値段は言わないようで、 妥当な値段で買える(むろん店によって注意する必要はある)。
ケニアでは、日本車のとくに中古車がたくさん使われている。 ○○商店といった字が残っている車も多い。
トヨタハイエースなどのワゴン車が、マタツという小型乗り合いバスとして 使われている。非黒人が乗ると危険という話もあるので、乗らなかったが、 現地の黒人の足として良く使われている。2002 年に行った時には、定員オーバーは ざらで、運転も粗いことで有名だった。が、2004 年になって、キバキ大統領が、 マタツの定員を厳しくして、80 km/h のスピードのリミターの取りつけを義務づけ、 外装に黄色の帯を付けることを義務づけたため、2回目に行ったときは、 かなりおとなしく整然と走るようになっていた。