ロシア
2003/08/12,13, 2004/05/17
私の訪問記録
| 訪問日 | 訪問地 | 主訪問目的 |
1 |
2002/08/01-09 |
Irkutsk, Lake Baikal |
河合先生主催で金沢大学と共催の海外巡検 |
言語
言語はもちろんロシア語。英語を話せない人が多い。
飛行場でも英語を話せない係官が多いのには驚くし、困る。
ロシア語を片言でも勉強しておくと良い。とはいえ、
ロシア語は難しいので、なかなか使えるまでに習得するのは困難ではあるが。
飛行場
飛行場では、英語が通じないのも困ることだが、構造もよくわからない。
国際線と国内線の乗り換えとか、荷物検査のシステムとか、ひどく
わかりにくい。今回は団体行動だったから良かったが、一人だと戸惑うだろう。
手荷物の重量合計が 20 kg を超えると超過料金を取られる場合があったが、
外国人に対してだけで、ロシア人は取られていない模様。このように
めちゃめちゃなところもある。
金
ルーブルとその 1/100 のコペイカが使われる。しかし、10 コペイカ以下は
今や殆んど意味がないらしく、ついに見ることがなかった。スーパーで
1 コペイカの桁がある値段が付いていることもあったが、結局おつりでは
適当に丸められてしまっていた。こういうところはいい加減である。
日本ではルーブルを買えないから、現地へは米ドルを持っていってルーブルに
変えることになる。少なくともイルクーツクでは、日本円からルーブルに
変えようとするとレートが悪いので、米ドルを持っていった方が良い
(ウラジオストックなど本当の極東では事情が少し違うらしいが)。
ソ連崩壊直後は米ドルでの支払いを受け付ける場合がかなりあったらしいが、
今 (2003 年) では、そのようなことはほとんどなく、支払いはルーブルだと
思っておいた方が良い。
ドルからルーブルへの交換レートは銀行によってけっこう違う。
イルクーツクだと、ホテルバイカルが、休日も空いているし、
外貨やルーブルの保有額も多いみたいだし(銀行だと金額が多い場合は
お金が底をつく場合がしばしばあるらしい)、円との交換もしてくれるので、
便利なのだが、そのぶん交換レートは悪い。
クレジットカードはあまり普及していないようだ。ATM もあまりない。
このへんは英米のようにはいかない。
治安
夜は危いらしいが、昼間歩く分にはとくに問題はなさそう。
もっとも今回は団体行動だったので、本当のところはよくわからない。
人が多いところ(駅やマーケット)に行ったときは、ロシア人通訳からは、
団体からは外れるなと注意された。外国人はすりや引ったくりなどに
狙われやすいらしい。
物価と買い物
今や(2003 年現在)、1 ルーブルが 4 円にまで下がっているので、
日用品や食糧は何でも安いという印象。たとえば、アイスクリームスタンドの
アイスクリームは 1つ 6 ルーブルで 24 円、イルクーツクのトロリーバスの
運賃は 5 ルーブルで 25 円。レストランで料理を食べると 100-500 ルーブルで
400-2000 円くらい (500 ルーブルは、かなり高級レストランでアルコール付き)。
だから、気持ち的には日本の物価の 1/5 程度というところ( 1 ルーブルが
20 円くらいだとつりあいが取れる感じ)。
買い物をするときの注意:おつりの 10 コペイカ以下は適当に切り捨てられる
ようである。また、下手をするとおつりをちょろまかされることがある。少額の
買い物をするときに高額紙幣は使わないことである。
食べ物
ちゃんとしたところで食べると、旨いものが食える。
200-300 ルーブル程度だから、日本円に直すと安いが、
ロシアの庶民には高いのであろう。
そういうところでは、まずサラダが出て、スープが出て、
メインディッシュが出て、食後のアイスクリームやコーヒー紅茶がでる。
以下、ロシア的な食べ物、飲み物
p'el'-m'en'i : 丸い団子型の水餃子のようなもの。
ホワイトソースのようなものをかけて食べたり、
スープの中に入れて食べたりする。
Omul':オームリというバイカル湖で取れる魚 (Coregonus autumnalis)。
薫製やら塩漬やらで食べる。バイカル湖畔の船着き場で、薫製の屋台が出ていた。
旨い。
p'irojok:ピロシキ (p'irojki は複数形)。バイカル湖畔の船着き場の
屋台では 10 ルーブル (40 円)。キャベツ(kapusta)入りのものや、
じゃがいも(kartoshka)入りのものなどがある。
morojeno'e:アイスクリーム。街角のそこかしこに
アイスクリームスタンドがある。
kvas:クワス、甘酸っぱい飲み物。発酵飲料らしい。スーパーの前に
屋台が出ていた。1 杯 4 ルーブル (16 円)。
酒
ロシアの酒と言えばウォッカだが、今日 (2004/05/17) 朝のテレビを見ていたら
最近ではビールの消費量が伸びて、国別消費量(一人当りではない)では、
2002 年に日本を抜いて世界5位になったそうな(ちなみに 2002 年の 7 位までの
順は、米国、中国、ドイツ、ブラジル、ロシア、日本、英国)。
ウォッカは伝統の酒だが、ビールは資本主義の象徴の酒らしい。
ビール会社としては Balt'ika(バルチカ)が最大手らしく、ビールと言うと
バルチカが出てくることが多い。0,1,2,3,... と番号が付いたビールが
10 種類くらいある。2003 年に行ったときにどの番号がポピュラーだったか
忘れたが、青いラベルだったような気がするので、No.3 か No.7 かな?
[記:2004/05/17]