貧困→人口増加→過度の焼き畑など→土壌の劣化、流出→農地の減少→貧困あるいは
国の経済悪化→先進国の企業や産業の誘致→公害の輸入、自国産業の崩壊 →国の経済悪化といった感じの悪循環にまとめられる。人口の増加を止めるとか、教育水準を上げて 自国産業を育成するとかしないとどうしようもないのだが、いったんはまってしまうと どうにもならなくなるというのが良く分かる。
この時代に土壌流出などの環境問題が最も大きかった国々 (たとえば、エチオピア、スーダン)は、最近では 政情がおそろしく不安定で、そちらのほうがニュースになり、 環境問題の話はあまり聞かなくなった。 しかし、政情不安定の要因の大きなものはもちろん上のような 悪循環にあるわけなので、環境問題がなくなったわけではないはずだ。 これらの国々に脱出の道はあるのだろうか?