現代アメリカ思想―プラグマティズムの展開―

魚津郁夫著
放送大学教材 11191-1-0111, 放送大学教育振興会
刊行:2001/03/20
名大生協で購入
読了日:2002/01/04
放送大学を視聴しているわけではないが、大学院講義のネタにしようと 思って買って読んでみた。で、読んでみると、プラグマティズムの 流れと要点が平易に書かれていて、たしかに講義向き。もちろん、 講義のために書かれたのだから、当たり前ではある。

Peirce, James, Mead, Dewey, Morris, Quine, Rorty という具合に 創始者 Peirce から、現代の Rorty に至るまで、重要人物の思想が 順を追って書かれている。その間に、プラグマティズム観、真理観、 可謬主義などが、どのように受け継がれ変容していったのかが 分かり易く述べられている。