内容は、著者の井田さんが その3年後に書いた新書と 当然のことながら重なる。新書の方がページ数が多いせいもあって、 宇宙論から話を始めているし、著者の体験や感想等がより多く織り混ぜられている。 こちらの岩波の方が、ページ数が少ないのと、本のシリーズの性格もあって、 惑星形成の科学的側面により集中していて、すっきりしている。
題名の「1億個の地球」の意味は、多少楽観的に考えると恒星の100個に 1個くらい地球のような惑星があってよく、すると銀河には1億個の地球が あるだろう、ということである。