大宰府天満宮
梅匂う さいふまいり
週刊神社紀行49、学研
刊行:2003/11/13
名古屋東山の東山書店で購入
読了日:2004/01/01
最近、毎年、大宰府天満宮で初詣をするので買って読んでみた。
天満宮は今年も正月は参拝客でいっぱいであった。
本の方はといえば、この種の本の例に漏れず、拡大版旅行ガイドと
いったところ。写真やちょっとしたエピソードを楽しみにして見る
ものである。ひとつ面白かったのは「藍染川」の話。
藍染川は、天満宮からちょっと裏道に入ったところにある。
実際行ってみると、水がちょろちょろとしか流れておらず、
川とも言えない程度の代物なのだが、そこへ身投げした女性の伝説があり、
能「藍染川」になっているそうな。
また、神社の基礎知識として載っている話もちょっとした雑学である。
神としてまつられる人には次のような種類があるのだそうだ。
- 権威跪拝型…徳川家康のようなエライ人
- 祟り克服型…菅原道真のように非業の死を遂げてタタリをおこす人;
これが最も多い
- 救済志向型…生前に難病で苦しんでいて、死後に同じ病で苦しむ人を救うことを
遺言した人
- 救世主型…救済宣言して入定した人
靖国神社が異様であることはこれからもわかる。