(1) 将棋やチェスなどの盤上ゲームと実際の戦争の決定的な違いは、 敵の動きが全部見えていること。(p.109)
(2) あと1勝で優勝というようなときに「王手をかける」という 表現を使うが、これは「詰めろ」が正しいのでは?なぜなら王手だけだと 王将がまだ逃げられるから。(p.187) とはいえ、私(吉田)が思うに、詰みで 勝負が決まるのではなく、王を取って勝負が決まるのだと思えば、 まんざら間違いでもないのではないだろうか。
(3) 「下手将棋湯殿でもまだ負けにせず」という川柳の「湯殿」は、 雪隠(詰め)の隣ということで、絶体絶命のピンチということだ。 (pp.196-197)