中原の将棋教室

中原誠著
池田書店
刊行:1974, 1982/01/20(第139版)
廃棄してあったものを拾った
読了日:2005/04/10

私は将棋が良く分からないので、この本にどういう特徴があるのかは分からない。 単純に解説付きの駒の動きを眺めて、そんなもんかと思いつつ読んだ。 日本語が変なところが少しあったが、どうせゴーストライターが書いたのだろうから、 論じてもしょうがない。

疑問が一つ湧いた。第3章で、中飛車、4間飛車、角交換型棒銀の戦い方が 書いてあるが、全部先手番が良くなる図ばかりが出ている。 後手番がどう間違った(あるいは工夫が足りなかった)のかが書いていないのが不満。 これだけだと、将棋というものが先手必勝であるかのように見えてしまう。