「沖縄ことばチャンプルー」は藤木勇人氏による沖縄言葉の紹介。第1回は、沖縄言葉が周辺のさまざまの 言葉の影響を受けて作られたものであるという話。たとえば、アメリカ占領の影響で「ビーチパーリー (beach party)」、 「アイスワーラー (ice water)」が沖縄の普通の言葉になってしまったとか、「チャンプルー」がもともと インドネシア語だとか。第2回は「オバァ」と「命(ぬち)どぅ宝」をキーワードに伝統や古い知恵を大事にする 沖縄が語られる。第3回は沖縄言葉のおおらかさ。藤木氏の三大無責任言葉「だからよぉ」「であるわけさぁ」 「なんでかねぇ」の紹介がおもしろい。自分の責任を認めながらはぐらかすようなことばだそうである。そして そのトドメが「拝(ウガ)ン不足(ブスク)ヤンデー」(直訳:お祈り不足なんじゃないの)で、不幸を 人間でないもののせいにしてしまうわけだ。第4回は沖縄言葉の雰囲気の練習。沖縄では、 「ゴーヤ」は正しくなく「ゴーヤー」が正しいのだそうな。
金田一秀穂のミニコーナーときどきハッとすることを言うので面白い。9/8 の回では、1日=24時間だけど 「1日おき」と「24時間おき」が違うということを指摘していた。1日は塊として数えるので、1日おきでは 月曜日の次は水曜日となる。24時間は長さとして感じるので、24時間おきでは月曜日の次は火曜日になる。 塊か長さかの境目は3か4くらいだそうだ。「3年おき」は?「4年おきは」?