ソウルでも伝統的な韓屋(ハノク)の町並みが残っている北村(プクチョン) 地区のことが書かれている。ここは日本人がよく行く観光コースからは 外れており、ふつうの日本のガイドブックにはあまり書かれていないが、 ここには紹介されている。行ってみると、ソウルの下町という感じで、 歩くだけで趣きがあっておもしろい。
観光のひとつの中心である王宮(ソウルに五つある)については、 通常のガイドブックでは短くしか紹介されていないが、ここでは ある程度歴史的な背景や建築の考え方を含めて紹介されており、 これを読んでから行くと、楽しみが少し深まる。
本好きの私としては、たとえ言葉が分からなくても、大型書店を 紹介してあるのがうれしい。実際、私は大型書店の一つの 永豊文庫(ヨンブンムンゴ)に行って、うろうろ様子を眺めるとともに地図を買った。