巻末の解説に、お地蔵さんの由来が書いてある。お地蔵さんは、もともと インドでは大地母神的な聖者だった。仏教における地蔵菩薩は、 六道(天、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)の衆生を救済することになっている。 日本では、平安末期から、迷える者を救う地蔵への信仰がさかんになった。 道祖神の「さえのかみ」と習合し、路傍にお地蔵さんが置かれるようになった。 「子供の守り神」という属性も付与されて、子供の姿で表現される お地蔵さんも出てきた。