カラー図解でわかる 大画面・薄型ディスプレイの疑問100
西久保靖彦著
サイエンス・アイ新書 SIS-105、ソフトバンククリエイティブ
刊行:2009/03/24
名大生協で購入
読了:2009/04/09
最近ではもはやごく普通になってきた薄型ディスプレイの技術の初心者向け解説。
説明と図が一組で見開きになっていて、わかりやすく構成されている。
もちろんところどころわかりにくいところもあるのだが、あんまり気にせず読み飛ばしていって
特に問題はなさそうである。
全般的導入の章と、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機 EL ディスプレイ、
フィールドエミッションディスプレイ、電子ペーパーに各1章ずつで、全6章構成になっている。
普及度から言って当然だが、液晶ディスプレイに最も多くのページ数が割かれている。
近年のこういった技術の発展は目覚ましい。世の中いろいろな技術があるものだと感心した。
最近、下村脩先生の発光クラゲの講演を聴いたので、発光現象一般の一部として見ることができて、
その意味でも興味深かった。
2か所、図のミスプリに気付いた [初版第1刷]。第2版が出れば修正されるはず(著者からメールをいただいた)。
- p.153 の図 69-1
- 「DCM」と「トリスアルミニウム」という字が入るべき場所が入れ替わっている 。
- p.199 の図 90-1
- 「白」と「黒」の字が入るべき場所が入れ替わっている。