新版 赤ちゃんを賢く育てる秘訣 優秀児づくりの実践プログラム

七田眞著
日本経済通信社
刊行:1985/09/30(改訂版)、1980/06/19(初版)
名古屋千原町の古本屋 BOOK OFF 名古屋栄生駅南店で購入
読了日:2009/03/30
子育ての本は山のように出ていて何が良いのか分からない。とりあえず、古本屋で 目についたものを買ってみた。後から分かった事によると、この著者は 七田式 と呼ばれる幼児教育法を提唱しているようだ。

書いてあることは、基本的には簡単で、幼児ほど脳味噌が柔軟なのだから、 0歳から教育を始めなさいということである。幼児のうちに学ぶ能力を付けておかないと、 学校に入ってからではもう遅いという考え方である。できる限り早くから文字や数字を 憶えさせなさいとのこと。あと書いてあることは、何歳になったら何を教えるかの目安と 教え方のアイディアである。小学校に入る前に読み書きそろばんをできるだけ 教えておけば、あとは自分で勝手に学ぶようになるから、その後は手がかからなくなるとのこと。

教育の考え方というのは、いろいろありすぎてどれが本当か分からない。 この本にもいろいろな成功例が書いてあるけれど、統計的にちゃんと有効性が 調べられているのかどうかは疑問である。

この本では、幼児の教育は、母親が教えるのが基本であるとしている。その割に、 七田式では上の web page にあるような幼児教室を事業として行っているのが変な感じもするが、 まあ忙しくて教えられない母親のためということだろうか?