書いてあることは、基本的には簡単で、幼児ほど脳味噌が柔軟なのだから、 0歳から教育を始めなさいということである。幼児のうちに学ぶ能力を付けておかないと、 学校に入ってからではもう遅いという考え方である。できる限り早くから文字や数字を 憶えさせなさいとのこと。あと書いてあることは、何歳になったら何を教えるかの目安と 教え方のアイディアである。小学校に入る前に読み書きそろばんをできるだけ 教えておけば、あとは自分で勝手に学ぶようになるから、その後は手がかからなくなるとのこと。
教育の考え方というのは、いろいろありすぎてどれが本当か分からない。 この本にもいろいろな成功例が書いてあるけれど、統計的にちゃんと有効性が 調べられているのかどうかは疑問である。
この本では、幼児の教育は、母親が教えるのが基本であるとしている。その割に、 七田式では上の web page にあるような幼児教室を事業として行っているのが変な感じもするが、 まあ忙しくて教えられない母親のためということだろうか?