きんぎょが にげた

五味太郎(文・画)
福音館書店
刊行:1977/06/01(こどものとも年少版)、1982/08/31(福音館版)、刷:2011/04/05(第119刷)
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読了:2011/08/06(初めて読んだのはもっと前だが、とりあえずこのページを書いた日)
逃げた金魚が見開きの絵の中に隠れているという絵本で、子どもと対話しながら、 どこに隠れているかを子どもに探させるという趣向。 子どももこういうクイズみたいなのは好きである。

絵が明るくて楽しい。塗りは平板なのだけれども、水彩(だと思うが)の ちょっとした濃淡や滲みが手作り感を醸し出していて感じが良い。

金魚は、花に化けたり、おもちゃのなかに紛れ込んだりしている。 うちの娘にとって一番難しかったのは、最後のページで、他のたくさんの金魚の中に 一匹だけ逃げた金魚が紛れ込んでいるものである。そのうちわかるようになったけれど。