明日の社会人・明日の技術者のための
技術と倫理入門
比屋根均著
自費出版非売品
刊行:2011/04/05
著者から購入
読了:2011/05/03
技術者倫理を書いた本が最近少しずつ出版されてきているけれども、私は読んだことが無いので、
これが技術者倫理の本としては初めて読む本ということになった。
いままで技術者倫理をほとんど考えたことがなかったので、なるほどそういうものかと
思いながら読んだ。全体的に読みやすい。
まず、技術者は、製品の「ミス」を減らして被害を与えないことが重要ということで、
失敗事例を見ながら、何がいけなかったのかを考えてゆくのが前半部分。
ところが、ミスが無いだけで良いかというとそうでもなくて、とくに影響が及ぶ範囲が
広いほど、価値とか倫理とかいったようなことが問題になってくる。
その考え方にどのようなものがあるのかを扱っているのが後半である。
ミスプリをいくつか発見した。
- p.46 l.18
- 金属水銀を参加 → 酸化
- p.83 の最後--p.85 の最初
- 「その1つの裁判」が重複
- p.88 l.15
- 解可決 → 解決
- p.132 l.19
- おとれる → おとずれる
- p.132 最後の行
- あったって → あたって
- pp.173(2カ所),175
- 事例11―1 → 事例11―2
- p.220 下から2行目
- 構成 → 公正
- p.243 l.2
- 下表10-1 → 下表15―1