碁の計算学入門

石田芳夫 著
MYCOM 囲碁文庫シリーズ、毎日コミュニケーションズ
刊行:2006/01/26
名古屋栄のあおい書店名古屋本店で購入
読了:2011/08/29
だいぶん前に買ったものを掘り出して読んでみた。基本的には、囲碁のヨセの計算の本である。 ヨセの計算は機械的なようではあるが、どういう図を想定するか、先手と見るか後手と見るか などを正しく考えるのはなかなか難しい。加えて、枝分かれがいくつかあって折半計算を しないといけなくなると、前に数えた計算を途中で忘れたりして、人間の記憶力のはかなさを痛感してしまう。 プロの人は、こういう計算を高速でやらないといけないということは、たぶん 形で記憶している部分が多いのだと思う。

第2章、第3章の配列が目数の順番で、難易度順でも類型をまとめてあるわけでもないのは、 索引として使える部分はあるけれども、覚えにくい。