天才詰将棋
羽生善治 著、炬口勝弘・弦巻勝 写真
光文社文庫 は 9-1、光文社
刊行:1993/02/20、刷:1998/06/15(第 5 刷)
たぶん廃棄してあったものを拾った
読了:2014/12/31
1手詰、3手詰の詰将棋集に羽生善治の写真集を付けたもの。あと、著者の過去の対局から取った「次の一手」も収録されている。3手詰くらいまでなら、私のような初心者でも何とか解ける。「次の一手」は難しい。
3手詰の1手目の役割はいくつかに分類できる。2つ以上の役割を兼ねているものもあるが、そういうものはそのうちのどれか1つの役割にテキトーに割り当てて分けてみたら以下のようになった。括弧内は問題番号である(問題21-100が3手詰)。
- 駒を捨てて玉を動かして危険地帯に入れる(21,23,25,27,38,43,48,51,54,57,60,65,69,74,75,76,79,88,89,91,92,94,99)
- 包囲網を狭めてゆく(23,30,31,40,44,61,62,72,77,82,85)
- 守り駒を動かして効きをそらす(24,32,33,42,45,46,47,53,55,56,67,68,70,71,73,80,98)
- 守り駒を動かして玉の逃げ道を潰す(26,34,36,41,50,81,97)
- 合駒を打たせて玉の逃げ道を潰す(35,39,52,83)
- 飛角香の効きの邪魔になっている相手駒をずらす(63,66,78,84,86,95)
- 飛角香の効きの邪魔になっている味方駒をよける(37,87,100)
- 相手の飛角香の効きの邪魔を相手駒にさせる(90)
- 詰ます駒を置きたい場所にいる相手駒をずらす(64,93)
- 詰ます駒を置きたい場所にいる味方駒をよける(59)
- 詰ますのにつかう金に成る銀桂香歩を打つ (22)
- 詰ますのに使う駒を取る(28,29)
- 一間龍の形を作る(49,96)