みんなの放射線測定入門

小豆川勝見 著
岩波科学ライブラリー 224、岩波書店
刊行:2014/03/12、刷:2014/03/12(第1刷)
九大生協で購入
読了:2014/04/16

私は、雑誌「科学」における著者の連載「コラム 放射線測定の現場から」を愛読している。 私は、おかげでだいぶん放射線測定に関する知識が得られた。本書はその基礎編といったところで、まとまって書かれているのがありがたい。 記述も非常に分かりやすくて、測定の原理とそのむずかしさがよくわかる。 逆に、測定がむずかしいとわかったので、世の中で放射能測定がまともに行われているのかどうか、たいへん不安になる。

福島原発事故以来、不幸にして、放射線測定に「みんなの」がつくほど、誰もが放射線の基礎知識を持たなければならなくなった。 今後このくらいのことは常識として知っておきたいものである。


以下、内容のメモ。私の関心に依存しているので、サマリーというわけではない。