『日本の面影』は昔読んだ気がして、本棚を漁ってみたら、それは角川文庫の田代訳版で、これは八雲の全著作から23編を選んだものであった。いわゆる「古き良き日本」が書いてあったように思う。
「100 分 de 名著」で扱われているのは、"Glimpse of Unfamiliar Japan" (1984) である。田代訳版では『知られぬ日本の面影』という書名で紹介されている。講師の池田氏は、これから 20 編を選んで訳したものを角川ソフィア文庫から『新編 日本の面影』『新編 日本の面影II』として出している。番組では、古き良き日本の話やお化けの話を手っ取り早く楽しむことができた。