雑誌『Voice』の切り売りである。すぐに読み終わる。
結論を言えば、あまり情報が無くて読む価値がない記事である。要するに原発を再稼働させたいと言っているだけで、 根拠は書かれていないようなものである。一応の根拠らしきものは、誰かがそう言っているというだけのことである。 活断層に関して何か書くなら、具体的に規制委員会と事業者の主張を書いてそれに対する著者の判断を根拠付きで書くべきなのだが、 事業者側の言い分が正しいはずだと言っているだけの話で、具体的な内容は皆無である。
国富が失われるから原発を稼働させよと単純に言っているのにも驚く。 安全性に対する立場を明らかにしてから、経済性とのバランスを議論しないと意味がないのは今や常識ではないだろうか。 その上、原発は今や経済的にも高コストだという議論も数多くあるので、それに対する立場もはっきりさせておかないと意味がない。
YouTube で小出裕章氏とこの著者の澤田哲生氏のトークを 聴いたが、澤田氏はぐずぐず煮え切らないことを言うのに終始していた。