中公新書の「応仁の乱」が売れたあたりから室町時代が注目されてきているように思う。その一環で出版されたのだろう。 南北朝時代も不思議な時代で、為政者たちは親戚同士でいがみ合いを繰り返していたことがわかる。 どっちにつくのが得かということで地方の有力者も二分される。 今で言えば二大政党制のようなもので、主義主張はどちらもそれほど大差なかったりするので、損得勘定やらこれまでの経緯やらで敵味方が分かれる。 後醍醐天皇が「改革」を志して失敗し、南朝が瓦解するのは民主党のようなものである。
著者 | 藤原清貴(編集人)、足助明彦(編集長)、本多秀臣(編集) |
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シリーズ | 洋泉社MOOK 歴史REAL |
発行所 | 洋泉社 |
刊行 | 2017/09/27 |
入手 | 福岡六本松の六本松蔦谷書店で購入 |
読了 | 2017/11/08 |
中公新書の「応仁の乱」が売れたあたりから室町時代が注目されてきているように思う。その一環で出版されたのだろう。 南北朝時代も不思議な時代で、為政者たちは親戚同士でいがみ合いを繰り返していたことがわかる。 どっちにつくのが得かということで地方の有力者も二分される。 今で言えば二大政党制のようなもので、主義主張はどちらもそれほど大差なかったりするので、損得勘定やらこれまでの経緯やらで敵味方が分かれる。 後醍醐天皇が「改革」を志して失敗し、南朝が瓦解するのは民主党のようなものである。