名探偵コナン コナンvs.怪盗キッド

著者青山 剛昌
シリーズ少年サンデーコミックス
発行所小学館
電子書籍
掲載時期2019/10/25--12/03(公式アプリ)
入手名探偵コナン公式アプリ
読了2019/10/28

スマホアプリ「名探偵コナン」で 11 月中公開されている。怪盗キッドの初登場ストーリー。 初登場と言っても、コナンより前に出た漫画『まじっく快斗』の主人公ということで、キャラクターとしてはそれ以前からいたとのこと。 誕生日は 6 月 21 日で作者の青山剛昌と同じ。作者の思い入れのあるキャラクターのようである。

事件のサマリー

16 巻;File6 邂逅、File7 消滅、File8 気配、File9 終極

園子が蘭に、小五郎に怪盗 1412 号(キッド)を捕まえてくれと言って欲しいと頼む。 怪盗キッドからは、宝石の持ち主である園子の父親の鈴木史郎(鈴木財閥会長)の許に予告状が届いていた。 米花博物館に展示されている真珠「漆黒の星(ブラックスター)」を盗みに行くという。 コナンは予告状の意味を解読、怪盗キッドは杯戸シティホテルの屋上から来ると推理し、4 月 1 日の深夜、そこに行ってみる。 果たして、白いマントとシルクハットに身を包んだ怪盗キッドが現れた。キッドは、そこに警察を集める。 キッドは、警察の前で、今日は April fool で下見だと言って、閃光弾とともに姿を消す。

キッドの次の予告状によると、4 月 19 日、Q・セリザベス号船上で漆黒の星を盗むという。 そこでは鈴木財閥が船上パーティーを催す。小五郎、蘭、コナンも参加する。 園子の母親の鈴木朋子は、宝石の模造品をたくさん作り、パーティー参加者に配る。本物がどこにあるかわからなくするためだ。 キッドは、まず偽情報で鈴木史郎と園子の姉を家に足止めし、鈴木史郎に変装して船に乗り込む。 それに気付いたコナンは、偽の史郎の後を追ってトイレに行くが、変装道具が脱ぎ捨てられていただけだった。

余興として、怪盗キッドに変装した奇術師の真田一三が、鈴木朋子に銃で撃たれて死ぬふりをするという場面がでてくる。 しかし、このエピソードは本筋ではない。

船内では真珠が爆発する騒ぎが起こる。それに乗じて、蘭に変装したキッドが鈴木朋子を支える振りをして真珠を奪う。 コナンはそのことに気づいて、キッドを追い詰める。キッドは、真珠をコナンに返しつつ、本物の蘭が服を今着ていないようなことを匂わし、 コナンがひるんだすきに逃亡。実際は、蘭はちゃんと服を着たまま眠らされていた。キッドは、結局泳いで船から逃げたらしい。

なお、キッドが出てくるときに、いつも警察の側で登場する茶木神太郎警視と中森銀三警部(警視庁捜査二課)は この初登場ストーリーから出てきている。