強父論

著者阿川佐和子
シリーズ文春文庫 あ 23 25
発行所文藝春秋
刊行2018/12/10(第1刷)
文庫の元になった単行本2016/07 文藝春秋刊
入手Aから借りた
読了2020/11/03
参考 web pages 著者が母親の死に関して語っている記事
YouTube での本書の宣伝

阿川佐和子はテレビに出ているのを見て知っていたし、父親の阿川弘之は昔『米内光政』や『井上成美』を読んで感動していたので これまた名前はよく知っていた。が、その阿川弘之が、今でいえばDVオヤジと言われそうな人物だとは知らなかった。 本書は、阿川佐和子が父親の思い出を書き綴ったものだが、阿川弘之は癇癪持ちで、男尊女卑で、妻や娘にとっては恐怖の父親=強父だったようだ。 とはいえ、阿川佐和子の性格そのままに明るい調子で書かれているので、楽しく読める。