スマホアプリ「サンデーうぇぶり」で、劇場版『緋色の弾丸』が公開延期になって残念でしたということで 組まれた特集で、 初期の作品を公開していた。それらの漫画のメモ。
著者 | 青山 剛昌 |
---|---|
シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
掲載時期 | 2020/05/01--2020/05/07 |
入手 | アプリ「サンデーうぇぶり」 |
読了 | 2020/05/07 |
スマホアプリ「サンデーうぇぶり」で、劇場版『緋色の弾丸』が公開延期になって残念でしたということで 組まれた特集で、 初期の作品を公開していた。それらの漫画のメモ。
巻 | 事件名 | Files | 登場人物 | 事件の概要 or 関連事項 | トリック |
---|---|---|---|---|---|
25 | 鳥取クモ屋敷の怪 | 4 蜘蛛屋敷、5 恐怖を見た、6 平次の叫び、7 平次の怒り、8 言葉にできない |
|
青山剛昌の出身地の鳥取県が舞台となっている作品 服部平次が武田家に探偵として呼ばれたので、和葉もついてゆく。道に迷っていると、ロバート・テイラーに出会う。 彼も武田家に行くという。そこに武田家に呼ばれた毛利小五郎・蘭・コナンが乗った車が通りかかったので、3人は乗せてもらうことにする。 ロバートは、信一の娘の武田美沙に会いに来たのだが、美沙は3年前に人形倉で首を吊って死に、その数日後、彼女の母親の絹代も首を吊って死んだという。 先日は、新一の知人の根岸が納屋で首を吊って死んだという。小五郎を呼んだのは龍二で、根岸の死の真相を調べてほしいと言う。 夕食後、ロバート、蘭、和葉は、美沙の墓参りに行く。月と星がきれいだった。 一方、武田家では信一がいなくなったということで、人形倉に行ってみると、信一が蜘蛛の糸にからまったような感じで 首を吊っていた。 帰ってきた蘭と和葉は、蘭の携帯のストラップのマスコットを探しに外に出る。蘭がペンライトの電池を取りに戻って帰ってくる。 マスコットは部屋にあった。しかし、和葉がいなくなっていた。探し回った結果、倉で蜘蛛の糸にからまったような感じになっていた。 幸い首を吊られる前で、気を失っていたが生きていた。 コナンと平次の謎解きが始まる。まず、美沙は、絹代と龍二の子だった。信一が子供ができなかったので、 絹代が龍二にこっそり頼んで子供を作ったのだった。しかし、3年前そのことが信一にバレて、美沙と絹代が自殺した。 次に、信一と根岸殺しの犯人はロバートだった。ロバートはまず根岸を殺し、平次に匿名で捜査を依頼した。 そして、倉に首を吊らせる仕掛けを作っておき、外からトラックで糸を引くことで信一の首を吊った。 信一と根岸は、人形の中に麻薬を詰めて売りさばいていた。それを知っていたロバートは、麻薬の話で信一を倉におびき寄せたのだった。 動機は、信一が美沙の自殺の原因となったからだった。和葉を蜘蛛の糸にからませたのは、目くらましだった。 しかし、美沙の自殺の原因は、ひょっとするとロバートが贈った言葉 Shine(シャイン「輝け」)を「死ね」とローマ字読みしたせいだったかもしれないことがわかる。 |
遠隔殺人の仕掛け、目くらましを見破る |
26 | 意味深なオルゴール | 8 琴線に触れた!?、9 消えた音、10 春よ来い? |
|
裕木がポケベル友達を探してほしいという依頼で毛利探偵事務所にやってくる。手掛かりは、名前が秋悟ということと、 音がいくつか抜けているオルゴールと、ポケベル番号だ。ポケベル番号から相手を割り出したので、裕木、小五郎、蘭、コナンは お宅(緒方家)にうかがってみることにする。 緒方家に行ってみると、ポケベル友達だった秋悟は去年の秋に亡くなっているという。 そして、時価二億円の「手彫り切手」がどこかにあるはずだが、緒方家の誰もありかを知らないという。 その夜、蘭は老人の影が動くのが障子に映っているのを見る。さらに、大きな音がしたと思ったら、 緒方稔が別の部屋で琴の下敷きになっていた。 老人の影と琴を落とす仕掛けを作っていたのは、和子だった。それは、春菜に切手を探してほしくなかったからだった。 琴が稔に当たってしまったのは、稔が切手が琴の中にあるのではないかと思って探しに行ったからだった。 一方、オルゴールの抜けている音は「位牌」の意味だったとコナンが気付く。そして、実際に位牌には切手が入っていた。 |
オルゴールの抜けている音の意味 |
27 | 容疑者・毛利小五郎 | 1 身から出た錆、2 重要参考人、3 思い切って… |
|
小五郎、蘭、コナンが軽井沢のホテルに遊びに行くと、たまたま妃英理も弁護士仲間と一緒に同じホテルにいた。 その夜、碓氷が小五郎を自分の部屋に連れ込んで、妃英理を陥れる悪だくみをしている。 ところが真夜中になっても小五郎が戻ってこないので、妃英理はホテル内を探し回った挙句、碓氷の部屋に行ってみる。 すると、碓氷が殺されていた。その部屋のベッドには小五郎が寝ていた。電話コードによる絞殺だった。 その部屋はチェーンロックのかかった密室だったので、担当の山村刑事は小五郎が犯人だと考える。 コナンと妃は、犯人が佐久で、彼が部屋にあったメモの「ハヤシ」をハヤシライスと勘違いしていることに気付いた。 そこで、そのことを利用して佐久を嵌め、彼を追い詰める。チェーンロックは実は佐久が予め切っておいたもので、 簡単に掛け外しができた。動機は、碓氷が名声を得るためにだけ弁護活動をしており、そのために自分の出身の村の人が 苦しんでいたから。裁判が和解したら自首するつもりだった。 |
二人の犯人、密室トリック、「ハヤシ」の勘違い |
27 | 本庁の刑事恋物語3 | 4 18年前の男、5 囚われた刑事、6 時効成立(タイムリミット) |
|
歩美が連続放火犯を見たということで、佐藤刑事から事情を聴取されている。 その日は、佐藤刑事の父親の佐藤正義警視正の命日だった。強盗殺人犯を追跡中にトラックにはねられたのだった。 佐藤警視正は犯人に「愁思郎」と言っていたという。そこで事件は「愁思郎事件」と呼ばれている。 その事故の現場で、佐藤刑事は父親の高校時代の野球部の仲間(猿渡、鹿野、猪俣、神鳥)に出くわす。 高木刑事が、「愁思郎事件」の犯人がわかったと言って佐藤刑事に電話をかける。ところが、その名前を言おうとしたとき、 背後から何者かに襲われる。 歩美は連続放火犯をみかけて、元太、光彦とともに放火犯を品川6丁目の倉庫街まで尾行する。 すると、放火犯は古い倉庫に火をつけた。倉庫の中には高木刑事が監禁されていた。 歩美、元太、光彦は放火犯に追いかけられるが、コナンに助けられる。 佐藤刑事は、コナンに教えられた「愁思郎事件」の犯人の鹿野のところへ行く。 真夜中を過ぎて、時効が成立したと思った鹿野は真相を語りだした。しかし、それは1日違っていた。 それで、鹿野は佐藤刑事に捕まった。「愁思郎」は「自首しろ」を聞き違えたものだった。 高木刑事は、何とか自力で倉庫から脱出していた。 |
18年前の強盗殺人事件と、連続放火事件の絡み合い |
27, 28 | きのこと熊と探偵団 | 10 呉越同舟、1 小さな標的、2 殺意の真意 |
|
阿笠博士と少年探偵団は松茸狩りに行く。元太が勝手に奥の方に行ったので、灰原・光彦と歩美・コナンの ペアになって探しに行くことにする。 灰原・円谷ペアが子熊を見かけたかと思うと銃声がした。すると、人が撃たれていた。 そこで、二人は撃たれるのをおそれてさらに奥に逃げる。なぜか子熊がついてきた。 阿笠博士と歩美、コナン、元太は、近くにいたハンター3人(八坂、雑賀、根来)とともに灰原・光彦を 探しに行く。近くには「十兵衛」というメスの大きなツキノワグマがいるという。 灰原・光彦は犯人を示す暗号を残していた。コナンはそれを読んで、犯人は雑賀だと言った。 そこに十兵衛が姿を現す。灰原が子熊を放すと、十兵衛は子熊と一緒に帰って行った。 雑賀は、かつて遭難しかけた時に、十兵衛に助けられたことがあった。以来、雑賀は、十兵衛が 人の目につくところに出てきそうになったら山奥に追い返していた。殺されたハンターは、 十兵衛の子供の熊を一頭殺して木に吊り、十兵衛をおびき寄せて殺そうとしていた。 それを見て怒りにかられた雑賀が、そのハンターを撃ち殺してしまったのだ。 |
きのこで作った暗号、子熊が葬られていた意味 |
28 | 偽りだらけの依頼人 | 3 偽りの人、4 一握りの証拠、5 恐怖の女 |
|
美しい依頼人池波静華が毛利探偵事務所に現れる。中学時代の剣道部の友人の柴田四朗を探してほしいという。 借りた本にはさんだまま返してしまった自分の写真を取り戻したいのだという。 柴田四朗は、静岡で剣道を続けていることがわかり、小五郎、蘭、コナン、池波は彼のマンションに行く。 行ってみると留守のようだった。四朗の友人の吉川が、ちょうど四朗を麻雀に誘いに来ていた。 扉が開いていたので入ってみると、四朗夫人の恭子が帰ってくる。そのとき、四朗が死んでいるのを吉川が見つける。 彼は、手に池波が探していた写真を握っていた。 犯人は恭子だった。彼女は早朝に夫を木刀で殴り殺し、友人とゴルフにでかけた。写真は、 たまたま近くにあった写真を彼女が遺体の手に握らせたものだった。殺害動機は、四朗がマージャン賭博で 負け続けていろいろなものを売ってしまったことだった。 ところで、コナンは池波の言っていることに多くの嘘が混じっていることに最初から気付いていた。 実は、池波と名乗った女は服部平次の母親だった。彼女は、平次を預けてよい人物かどうか、 毛利小五郎を試しに来たのだった。 |
アリバイ破り、被害者が握っていたもの |