名探偵コナン 15～17 巻

• 高山みなみ：TWO-MIX のメンバー
• 永野椎菜：TWO-MIX のメンバー
• 宮原悟史：犯人
• もう一人の犯人

武道館の横で少年探偵団が缶けりをしていると、蘭と園子が TWO-MIX のコンサートにやってくる。 少年探偵団は、高山みなみにぶつかる。それをきっかけに、少年探偵団は高山に食事をおごってもらう。 高山によれば、永野が会場に来ていないので、探していたらしい。

食事の時、永野から電話が来たかと思うと、永野は店の前に止まっている車の中にいた。高山が近寄ってみると、 見知らぬ男に脅され、高山は誘拐される。永野も誘拐されていたのだった。

犯人は、高山のバッグを少年探偵団に持って来させろと要求する。犯人は、少年探偵団に対して、 さらに警察をまいて歩美がテープだけを持ってくるように言う。そこでコナンは歩美と入れ替わって 犯人のアジトに行く。コナンは、犯人の一人を麻酔銃で倒し、TWO-MIX を助ける。

ところが、もう一人の犯人の宮原がやってくる。追跡メガネで追ってきていた元太、光彦、歩美は縛られていた。 彼らは小学生の浅知恵で、自分たちが手柄を立てたかったので、追跡メガネを警察に渡さなかったのだ。

コナンが真相を言い当てた。宮原は、昨年の大晦日に昇円字の近くで起こった殺人事件の犯人だった。TWO-MIX が そのとき昇円寺の近くで思いついた新曲の歌詞の内容に、宮原が犯人だとわかってしまうことが含まれていたので、 宮原は二人を誘拐したのだった。TWO-MIX の二人と少年探偵団は部屋に閉じ込められ、まとめて焼き殺されそうになる。

コナンは、イヤリング型の携帯電話で宮原にウソの電話をかけて宮原に戻ってこさせたところを、缶を蹴って倒す。

• 岡野：小五郎の麻雀仲間
• 長谷川：小五郎の麻雀仲間
• 肥田満弘：肥田金融社長、麻雀好き
• 南沢尚義：肥田金融社員
• 藤井孝子：肥田金融社員
• 飯野宏：肥田金融社員

小五郎とその麻雀仲間が麻雀をしていると、一人抜けたので、代わりに肥田を呼ぶことにする。 肥田がなかなか来ないので、皆で向かいにある会社まで呼びに行くと、社員の南沢が忘れ物を取りに戻ってくる。 南沢に鍵を開けてもらって一緒に入ると、肥田が社長室で殺されていた。青酸カリによる毒殺だった。

肥田には、お金を数えるとき右手の親指をなめる癖があった。その右手親指からも毒物が検出された。 ただ、肥田は何を触って毒を指に付けたかが調べてもわからなかった。コナンは、トイレで漂白剤を見つけて真相にたどり着く。

犯人は藤井だった。コンロのつまみに毒を塗っておいて、お湯を沸かしたまま退社した。やかんの音に気付いた 肥田が火を止めた時に毒が指についたというわけだ。その指をなめたので、肥田は死んだ。 事件後、藤井はチオ硫酸ナトリウムというやや特殊な漂白剤を使ってコンロのつまみを拭いて、毒を拭きとるとともに 化学反応を起こして毒物反応が出ないようにしたのだった。動機は、恋人が自分の治療費のために肥田金融で金を借り、 返せなくなって自殺したことだった。

• 小林澄子：１年Ｂ組担任
• 大畑裕之：１年Ａ組担任
• 教頭先生
• 植松竜司郎：帝丹小学校校長

帝丹小学校で不思議なことがいろいろ起こっている。美術室の石膏像の向きが夜に変わっている。 人体模型が廊下を走った。歩美が夜の学校に人影を見た。教頭先生がここ二日休んでいる。

そこで、少年探偵団は夜の学校に忍び込む。すると、生徒の名前を書いた人形がある。人体模型が動いた形跡がある。 人影も見えた。階段では煙が上がる。コナンらはいったん逃げたふりをして、１時間後にトイレから出てくる。

少年探偵団が１年Ｂ組の教室に入ってゆくと、石膏像、人体模型、人形が並んでいる。小林先生が参観日の 予行演習をしていたのだった。

コナンは、他にも誰かがいることに気付く。職員室にいたのは、教頭先生だった。２日前に風に飛ばされた カツラを探していたのだった。煙を上げて子供たちを追い出そうとしたのは教頭先生だった。

• 菊右衛門：陶芸家、本名は土屋万吉
• 土屋益子：菊右衛門の息子の嫁
• 有田義彦：菊右衛門の弟子
• 瀬戸隆一：菊右衛門の弟子
• 大谷薫：菊右衛門の弟子

毛利小五郎が名陶芸家の菊右衛門の屋敷に招待される。蘭、コナンもついて行く。 菊右衛門の息子の嫁の益子はたいへんな目利きで、弟子の作品も、彼女の目にかなったものでないと、 菊右衛門に見てもらえないという。蔵から益子の叫び声が聞こえたので、皆で行ってみると、 菊右衛門の新作「風水丸」が割れていた。

夜は、皆で宴会になる。益子は酒乱だった。翌日起きてみると、益子がいない。蔵から焼き物が割れた音がしたので、 皆で蔵に行ってみると、益子が首を吊って死んでいた。「風水丸」を割ったのを悔いて自殺したように見えた。

犯人は瀬戸だった。瀬戸は、益子を夜中のうちに高い棚の上に運んで寝かし、首に縄を掛けた。 朝益子がバランスを崩して落ちると、首吊り状態になるというしかけだ。動機は、益子が瀬戸の作品を菊右衛門の作品だと 偽って高値で売っていたことだった。

• 戸田貴和子：大学生
• 松崎はるみ：大学生
• 河津邦生：大学生
• 松崎雅彦：大学生、はるみの兄、貴和子の婚約者
• 伊東洋：大学生

蘭が、小五郎と英理を会わせようとして二人を伊豆に連れてくる。コナンも一緒だ。 たまたま某大学のスキューバダイビングサークルの４人と一緒になって、皆でレストランで昼食ということになる。

貴和子が泳ぎに行ったのと入れ違いに、仲間の伊藤が海から戻ってくる。はるみが貴和子に手を振ると、 貴和子が溺れている。助けに行くと、そこにはウミヘビがいた。貴和子が咬まれていたので、応急手当てをして救急車を呼ぶ。

ウミヘビは、エラブウミヘビのようだった。皆は、貴和子の保険証を持って小五郎と英理の車で病院に向かう。

コナンが眠りの小五郎推理ショーで真相を明らかにする。まず、貴和子が最初に溺れたふりをしたのは演技だった。 それは、雅彦を試したのだった。貴和子はその相棒をはるみに頼んだ。それは、すぐに気づいてくれる人が必要だったからだ。 ところが、はるみはそれを利用して貴和子をウミヘビに咬ませたのだった。それは、はるみと雅彦は実の兄妹ではなくて、 はるみは雅彦のことを好きだったからだ。

手当の甲斐あって貴和子は意識を取り戻す。貴和子ははるみを許し、ハッピーエンド。

• 関口良夫：銀行員
• 関口弓子：小学三年生、良夫の娘

毛利小五郎がケガで入院したので少年探偵団が見舞いに行く。同室の隣の老人の見舞いに来た息子の関口良夫の様子がおかしいことに コナンが気づく。良夫は先週銀行強盗に遭った銀行に勤めている。良夫は、その犯人グループに娘の弓子を誘拐され、 病室の父親の隣にいる火傷の男を殺すように脅されていた。コナンは、そのことに気付いて、犯人グループをサッカーボールと 麻酔銃で倒す。元太、光彦、歩美には弓子ちゃんを連れてきてもらう。