「名探偵コナン」のコンビニ向け再編集版。以下、それらのメモ。
「名探偵コナン」では、個性豊かな刑事・警部が登場し、それぞれステレオタイプな言動をすることで、楽しく読めるように工夫されている。 人気の高い推理小説や推理漫画にはそういう工夫が常になされていて、雰囲気が暗くならないようになっている。
この特集で登場するのは山村ミサオと横溝兄弟である。皆ズッコケタイプの刑事だが、彼らの名前が山村美沙と横溝正史から取られているというのは、 作者がこれらの推理小説家が好きだったせいなのか嫌いだったせいなのかよくわからない。その中間でたまたまなのかもしれないけれど。 コナン登場人物図鑑を作っているサイトはいくつかありそうだが、その一つの 「名探偵コナン キャラクター図鑑」も参照のこと。
山村ミサオは群馬県警の「ヘッポコ刑事」。名探偵コナン登場人物の中でも一番のヘッポコキャラクターとなっており、 コナンシリーズに笑いをもたらすボケ役。初登場は 14 巻 Files 4--8 「追い詰められた名探偵! 連続2大殺人事件 [2]」。 劇場版第13作「漆黒の追跡者」で警部に昇格。
横溝参悟は、最初は埼玉県警の警部で、8 巻 Files 2--7「闇の男爵殺人事件」から静岡県警の所属になる。 初登場は、6 巻 Files 9--10、7 巻 File 1「天下一夜祭殺人事件」。髪が「サンゴ頭」、声が大きく、相手の間近で話す癖がある。
横溝重悟は、参悟の双子の弟(3×5=15)で、神奈川県警の警部。 参悟が小五郎を尊敬しているのに対して、重悟は小五郎を胡散臭いと思っている。 初登場は、34 巻 Files 8--10「中華街 雨のデジャビュ」。