英語の基本はわかっている日本人のための英文ライティングの本。日本人が間違えやすいポイントをしっかり押さえてあると感じた。 題材の選び方の特徴としては、英語でストレートで力強い文を書くにはどうしたら良いかということに関するものが多い。 日本語直訳は、英語だと持って回った感じになることが多いので、それを避けるためのテクニック集のような感じである。 一方で、冠詞だとか時制だとかいったような文法的な点に関する問題は扱われていない。 簡潔で直截な文体という観点では、単語の選び方、文の構成法から文章の構成法まで幅広く扱ってある。
なお、この本を発行していた「講談社インターナショナル」は 2011 年に解散していて、英訳書籍は Kodansha USA が、 日本語書籍は講談社本体が引き継いでいるようである。