仏像イラストとともに楽しく仏像の鑑賞ポイントを学びましょうという本。すぐに読める。 基本的には、1ページ1項目でクイズ形式になっている。
イラストと漫画を使ってあるということから、本書の特徴として (1) 造形としての多様性に主眼がある (2) ユーモラスな部分を加えてある、ということがある。造形としての多様性ということで言えば、 たとえば「仏像ポーズコレクション」や「仏像ヘアカタログ」といったコーナーがあったり、西往寺の 宝誌和尚立像(顔が割れている)が紹介されていたり、大きさ比べで牛久大仏が紹介されていたりする。 ユーモラスということで言えば、平安時代の仏像を「太り気味」と表現していたり、トイレの神様として 烏枢沙摩明王が紹介されていたりする。