鳥獣戯画の世界

監修上野 憲示
著者・編集大野 真
シリーズ宝島社新書 603
発行所宝島社
刊行2021/03/24(第1刷)
入手九大生協で購入
読了2021/05/05
参考 web pages 鳥獣人物戯画01 in blog「昆布が美味い」;甲巻
鳥獣人物戯画02 in blog「昆布が美味い」;甲巻
鳥獣人物戯画03 in blog「昆布が美味い」;乙巻

鳥獣戯画展が国立博物館で 行われることに合わせて出版されたのだと思われる本である。全ページカラーで楽しめる。監修者の名前が表に出ていて、 執筆者の名前は奥付に小さく書いてあるのみである。執筆者がどういう方かは不明。

あちこちから鳥獣戯画にまつわる話を拾ってきて、書き連ねたという感じの本である。 いろいろ関係する話が書かれてはいるけれど、全体としての統一的なまとまりはない。

NHK E テレ「日曜美術館」で展覧会の紹介をやっていたので、それのメモも下に記す。1箇所だけ、テレビの説明と この本の説明が違っていたところを一つメモしておく。乙巻後半の最初に出てくる霊獣を、本では水犀(すいさい)と書いてあるが、 テレビでは玄武と呼んでいた。どちらも亀の甲羅を持っているので、どちらだと確定的には言えないのであろう。 蛇が描かれていないという意味では、水犀っぽい。

サマリー

第1章 『鳥獣戯画』の謎

第2章 『鳥獣戯画』の時代

第3章 『鳥獣戯画』の作者を追え!

第4章 『鳥獣戯画』の動物たち

第5章 『鳥獣戯画』の真実

NHK E テレ 日曜美術館「鳥獣戯画展 スペシャル内覧会」放送時メモ

土屋貴裕(国立博物館)が解説