ベクトル解析

著者矢野 健太郎・石原 繁
シリーズ基礎解析学コース
発行所裳華房
刊行1995/10/25、刷:2000/03/15(第15版第10刷)
入手九大生協で購入
読了2021/10/10

ベクトル解析の初歩的な教科書。担当している授業(電磁気学基礎演習)のテキストにしたので、通読してみた。 教科書に選んだ理由は薄いことと、例題や問題がある程度載っていることである。薄いのは学生の懐にやさしいし、 わりとさっさと読み終われるのが良い。あまり詳しすぎないので、重要なことがコンパクトに書いてあり、 授業で必要に応じて補足できるのもよい。演習の授業なので、授業で使える問題が書いてあるのも重要である。 説明もそれほど数学的に厳密に書いていないのが良い。ガウスの定理やストークスの定理の説明も、本文では 立方体や直方体の場合を説明しておいて、任意の形状の場合の証明は付録に回してある。

著者はすでに鬼籍に入っておられるが、まだ版を重ねているのは、平易に簡潔に書かれているので、 授業で使いやすいためだろう。あまりとんがったところは無い。

気付いたことをいくつか: