安倍元首相が死んでから、不景気のままの物価高というアベノミクスの副作用が顕在化してきた。 そんな中、アベノミクスとはいったい何だったのかを勉強したくなって読んでみた。 すると、実はもう5年も前(本が出版されたのは今から5年前)からアベノミクスの失敗は明らかだったことがわかった。 怪しげな経済政策を言う経済学者に 騙されるとロクなことにはならないことがわかる。だいたいいろいろな政策が互いに矛盾しているので、滅茶苦茶である。 おそらくおべんちゃらを言う取り巻きの人の雑多な言い分を全部聞いたので支離滅裂になったのだろう。
その上、4章に書いてあることによれば、安倍政権は GDP の統計を誤魔化している疑いが濃厚である。 統計を誤魔化すと本当のことが何も分からなくなってしまう。悪事もここに極まれり、である。
2022/09/23 の新聞によると、円安を止めるために政府・日銀は為替介入したけど、 円安を導く金融緩和は続けるという。アベノミクスの失敗が明らかになったのに、いったい どうしてこういう矛盾した政策が続けられるのだろう? 金融緩和はいずれ 止めざるをえないだろう。さらには 2022/09/21 のニュースだと10年国債の売買が成立しなかったとか。日本経済は無茶苦茶である。
2022/09/27 は安倍の国葬の日である。そもそも国葬というのは意味が無いと思うし、ましてこんなに 的外れな失政を行った元首相などにに弔意など示したくもない。日本の総理大臣は、ここ十年間、 野田佳彦以来、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄とどう見ても独裁者的で政策が歪んでいる人が続いている。