火星の歩き方

著者臼井 寛裕(ともひろ)・野口 里奈・庄司 大悟
シリーズ光文社新書 1172
発行所光文社
刊行2021/12/30(初版第1刷)
入手九大生協で購入
読了2022/11/19
参考 web pages著者(臼井) twitter

火星の地質ガイドのような本である。最近、火星の探査が進んで、ローカルな地質がよくわかるようになってきたので、 こういう本が書けるようになったのだなあと思う。私が学生だった 30 年前と比べると、大違いである。 1970 年代の Viking 1, 2 の後、しばらく火星探査は低調だったが、1996 年の Mars Global Suveyor を皮切りに 次々に火星探査が行われたおかげで、火星研究は盛況である。私自身は、その進歩を全く追いかけていなかったので、 たまにこういう本を読むと、その進歩に驚く。

本書には、日本の本にしては珍しく、きちんとした参考文献リストが付いている。詳しいことを知ろうと思った時に ありがたい。

サマリー