アリストテレス ニコマコス倫理学

著者山本 芳久
シリーズNHK 100分de名著 2022 年 5 月
発行所NHK 出版
電子書籍
刊行2022/05/01(発売:2022/04/25)
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読了2022/05/26

アリストテレスを読んだことは無いけれど、解説を読む限り、ギリシャ哲学は、素直でわかりやすい。 『ニコマコス倫理学』でも、倫理学が幸福を目標とするというのはわかりやすいし、 倫理をあんまり厳密な基準で考えないとか中庸を重視するとか常識的で、 これだけ見ていると倫理学はこれでだいたい十分じゃないのと思ってしまう。 しかし、現代になってくると、世の中が複雑になっているので、考えるべきことが多くなり、 これだけでは実践的な行動の指針としても不十分になっていることも多い。 なので、今でも倫理学が研究の対象になっているということなのだろう。

「100分de名著」放送時のメモと放送テキストのサマリー

第1回 倫理学とは何か

アリストテレスと『ニコマコス倫理学』

「倫理学」とは何か

『ニコマコス倫理学』冒頭

アリストテレスの学問分類

実践的学は、得た知識に基づいて、実際に善く行為し、善く生き、幸福になることを目的とする。

倫理学の特性

第2回 幸福とは何か

幸福と善、生活

第3回 「徳」と「悪徳」

「徳」を身に付ける

節制

中庸

第4回 友愛とは何か

友愛