「地球惑星科学セミナーI」吉田担当分シラバス
基本情報
- テーマ
- 常微分方程式を数値的に解く方法を学び、地震の簡単なモデル
(ブロック-ばねモデル)に応用する。
- 曜日と時間
- 月曜4限 (14:45-16:15)
- 場所
- E141 号室
- セミナー日程
- 前半組:12/03,10,17 の3回、後半組:1/15,22,29 の3回
- セミナー内容と目的
- 数値シミュレーションというのがどういうことをやるのかのほんのさわり
の部分だけをやります。さらに、レポートを「書いて」「発表する」
能力の向上もめざします。
数値シミュレーションは、地球惑星物理学の研究手法の代表的なものの
一つですから、それがどのようなことに注意して行われるのかを知ることは
重要です。それをちょっとだけ体感してもらいます。
問題の例として、今回は地震断層の簡単モデルを扱うことにします。
- 担当教員
- 吉田茂生(居室:E121, 内線:4580, e-mail:yoshida@eps.nagoya-u.ac.jp)
- 担当 TA
- 堀久美子(居室:E133, 内線:7325, e-mail:hori@eps.nagoya-u.ac.jp)
- 評価の方法
- 毎回の課題とレポートと発表を総合的に評価します。
セミナーの進め方
本セミナーでは、毎回課題を出しますから、その課題を解いて、
レポートにまとめ、それをみんなに配って短い発表をするという
形式を取ります。課題で数値シミュレーションのさわりを学び、
それをまとめて発表することで、「書くこと」と「発表すること」を
学ぶことにします。セミナーの時にはその出来具合いを評価し、
その次の回に更なる充実を図ります。
毎回の課題を翌週までにやってきてください。その結果はレポートに
まとめて、そのコピーは全員に配布してください。それを毎回発表します。
レポートの書き方の注意
書いたものは、気持としては、大学3年生向けの教科書の一つの節になるように、
いいかえれば、大学3年生の知識で見たときに、それだけで一応
すべてわかってもらえるような形で書いてください。
調べるのに使った文献や URL のリストは文章の最後に必ず付けてください
(読んだ人が誰でも証拠をたどれるように書くことは基本的に大切)。
とくに重要なものは、そのコピーも配布してください。
文章法で参考になる本
- 木下是雄 (1981) 「理科系の作文技術」(中公新書 624)
- 戸田山和久 (2002) 「論文の教室」(NHK ブックス 954)