節 | 節題目 | 回 | 日 | 内容等 |
Chapter 1 | 地球の初期進化とコア形成 | | |
コアとマントルの2層構造の形成 |
1-1 | コア・マントル分離の必然性と分離過程 | 1 | 4/20 |
熱源(集積エネルギーなど)と分離過程。 |
1-2 | コア・マントル分離の時期 | 1,2 | 4/20,27 |
Hf-W 同位体系によると、一度で分離したすれば太陽系の始まりから 30 Myr 後に起こった。
隕石母天体のコア形成は太陽系の始まりから 1 Myr くらいで起こった。 |
1-3 | 親鉄元素からみたコア・マントル分離 | 2,3 | 4/27,5/11 |
親鉄元素の分配、親鉄元素過剰問題、高圧下での分配と late veneer による説明。 |
1-4 | コア形成のまとめ | 3 | 5/11 |
(1) 原始惑星の形成とその中でのコア形成 (2) 地球のコア・マントル分離 (3) ジャイアント・インパクト (4) late veneer |
Chapter 2 | コアの冷却と内核の析出 | | |
主に岩波講座地球惑星科学2巻 3.2 に沿って |
2-1 | 地球内部のエネルギー収支 | 3,4 | 5/11,18 |
地球内部のエネルギー収支。とくに、コアから出てくる熱の見積もり。 |
2-2 | コア内部のエネルギー源 | 4 | 5/18 |
放射性熱源、初期熱、内核の固化に伴う潜熱、内核の固化に伴う重力エネルギーの解放。 |
2-3 | コア対流の熱効率 | 5 | 6/08 |
非平衡定常系の熱効率。 |
2-4 | 内核の形成時期 | 5 | 6/08 |
内核の年齢の見積もり。 |
Chapter 3 | 古地磁気学から探るコアの歴史 | | |
岩石磁気学の基礎と古地磁気強度の変遷 |
3-1 | 岩石磁気学の原理 (1) 強磁性体、フェリ磁性体 | 6 | 6/15 |
常磁性、強磁性、フェリ磁性 |
3-2 | 岩石磁気学の原理 (2) 磁区、ヒステリシス | 6 | 6/15 |
大きな鉱物の結晶は磁区に分かれる。単磁区粒子が古地磁気記録に適している。
保磁力の大きな試料が古地磁気記録に適している。 |
3-3 | 岩石磁気学の原理 (3) ブロッキング温度、熱残留磁化、古地磁気強度 | 6 | 6/15 |
ブロッキングの概念。磁化が外部磁場強度に比例する理由。 |
3-4 | 先カンブリア時代の地磁気強度~単結晶古地磁気強度測定 | 6 | 6/15 |
最近のシリケイト単結晶を用いた測定によって、ようやく古い時代の信頼できる古地磁気強度の値が得られるようになった。
それによると、地球史を通じて地磁気強度はそれほど大きく変化していない。 |