地球内部ダイナミクス | 2014年 | back |
科目名称(英文)
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Dynamics of the Earth’s Interior
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講義題目 | |
単位 |
2.0単位 |
授業科目区分 |
選択 |
学期 |
前期 |
対象学年 | 大学院 |
主任教員 | 中田正夫 |
担当教員 | 吉田茂生 |
授業の目的 |
固体地球の粘弾性変形を支配する基礎方程式やパラメターに関する基礎事項を解説する。これらの基礎をもとに,地球内部のレオロジー,地球回転変動の現状や問題点について解説し,地球内部ダイナミクスについての理解を深める。(中田担当) 以下の2つの目的にうち、受講者に応じていずれかを行う。(吉田担当) (A) 地球のコアのダイナミクスの初歩を学ぶ。 (B) 地球内部に関する古典的な論文を輪読することにより、地球内部に関する基礎知識を付けるとともに、論文の読み方を学ぶ。 |
キーワード | 粘弾性変形,地球内部のレオロジー,外核、内核、熱対流、組成対流、ダイナモ作用 |
授業概要 |
中田担当分 1 地球物理学的観測量より推定されるプレートのレオロジーとプレートダイナミクス 2 線形マックスウェル物体の定式化と外部・内部荷重に対する応答 3 地震トモグラフィーとジオイドから推定されるマントルのレオロジーとマントルダイナミクス及び現在の問題点 吉田担当分:「授業の目的」(A)(B)に応じて、以下のいずれかを行う。 (A) 以下の項目の講義を行う 4 コアの進化とエネルギー論 5 コアの中の対流 6 ダイナモ理論入門 (B) 以下の論文のうちいずれかの輪読を行う i Jeffereys (1926) The rigidity of the Earth’s central core, MNRASGS, 1, 371-383 ii Birch (1952) Elasticity and Constitution of the Earth’s Interior, JGR, 57, 227-286 iii McKenzie et al (1974) Convection in the earth’s mantle: towards a numerical simulation, JFM, 62, 465-538 |
授業計画 |
第1,2,3,9,10,11回(4/23,5/07,5/14,6/25,7/02,09):中田担当、上記授業概要の1-3 第4-8,12回(5/21,28,6/04,11,18,25):吉田担当 なお、4/16,4/30,7/30 は休講とする(7/30 は予備日)。 |
授業の進め方 | プリント,OHP,パワーポイント,板書による講義を中心とし,演習問題など解いて理解を深める. |
学修目標 | 地球惑星内部ダイナミクスの研究において,今後どのようなアプローチをすべきかの考える力を修得することが期待される. |
履修条件 | 力学,連続体力学,熱学についての知識があることが望ましい. |
評価方法・基準 |
評価方法:出席,レポートを総合的に判断して評価する. 評価基準:出席,レポートを総合的に判断し60点以上を合格とする. |
履修者への要望 | 積極的態度で講義に臨むこと. |
教科書 | 特になし. |
参考書 | Geodynamics(Turcotte and Schubert).その他,上記のテーマに関する代表的な論文や教科書を授業において指示する. |
オフィスアワー | 授業開講日の 14:30-17:00 |
備考 |