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講義科目名 基幹教育セミナー 
科目ナンバリングコード KED-KES1111J 
講義題目
授業科目区分 基幹教育セミナー 
開講年度 2019 
開講学期 夏学期 
曜日時限 夏学期 木曜日 4時限
必修選択  
単位数
担当教員

吉田 茂生

開講学部・学府 基幹教育科目 
対象学部等  
対象学年
開講地区 伊都地区
使用言語 日本語(J) 
使用言語
(自由記述欄)
教室 1305 
その他
(自由記述欄)



授業概要
【目的】



科学技術が急速に進歩しグローバル化が進展する現代 では、一人ひとりが変化や多様性と“しなやか”に付き合い、柔軟に適応していくことが求められます。このことを可能にするのは、私たちの生涯にわたる自律 的な成長を支える<学びの基幹>です。すなわち、社会の諸課題や自己について多様な観点からの知識・情報を受けとめて批判的に考察しつつ、自ら問題を発見 し、絶えず主体的に学び続ける態度です。本授業は、異なる専門分野を目指す学生および教員との対話や、それを踏まえた自己省察を通じて、一人ひとりが<学 びの基幹>を育むことを目的としています。



【学修目標】



①一人ひとりが自らの大学における学びについて、関連する知見を広く吸収しつつ、自らに問いかけ他者に伝え、また他者からの反応を受けとめる体験を通じて、大学における学びへの意欲を高めること。



②こうした仲間との対話や自己省察から新たな気づきや疑問を発見する過程を通じて、創造的・批判的に問題に取り組み学んでいく態度を培うこと。



③対話や省察を通じて得た自らの学びが持つ可能性や意義、今後の展望等についてプレゼンテーションができるようになること。



④このような学びのプロセスにおいて自分がどのように成長したいのか、自分の言葉で表現できるようになること。



【学生へのメッセージ】



本 授業の主役は、学生の皆さんです。皆さんの活動をより有意義なものとするために担当教員はいくつかの講義(話題の提供)を行いますが、それらを結びつけて 自身の活動を充実させていく役目は学生の皆さんにあります。この授業のテーマは、『自分が大学で学ぼう(または、取り組もう)と考えていること・ものにつ いて、その内容や楽しさ(やりがい)、大学で学ぶことの意義など』です。そのテーマに基づいて、皆さんが授業で行う活動の大きな柱は、次の3つです。



①クラスの仲間や教員との対話(自分自身と対話も=省察)。



②パワーポイントソフトによる発表資料の作成とプレゼンテーション(発表者に対するフィードバックも行います)



③自己の変化や成長への振り返りと文章化。



異 なる専門分野を目指しているクラスの仲間や教員を前にしてプレゼンテーションする機会は、自らの大学における学び(発表内容そのもの)について深く考える ことへつながります。発表の本番は緊張するかもしれませんが、仲間からの貴重なフィードバックももたらされます。それらは、自分一人では気づくことの難し かった(異なる専門分野を目指す学生が交流するからこその)新たな見方や考え方、これから過ごす大学生活におけるヒントです。



互恵的なクラス環境のなかで、自らの大学における学びについて、そして、仲間との対話や省察、表現と応答が新たな気づきや発見を生むことについて、学生一人ひとりがそのプロセスを体験する場として本科目は開設されています。 
The KIKAN Education Seminar is an introduction to learning in a university setting. "What does it mean to study at a university?" "What should I learn here?" "How should I approach learning?" In this course, students think and reflect about fundamental questions like these, share and discuss their thoughts with other students through various group activities, and learn how to express their realizations in a communicative way. One of the highlights of this course is a presentation each student gives in front of around 17 fellow students, on his or her views about learning. By both giving and listening to these presentations, as well as through the other activities in this course, students increase their understanding, self-awareness, sense of involvement, and motivation for university learning, thus building a foundation for learning that is adaptive, continuous, critical, and creative. 
キーワード
大学における学び、対話的思考、自己省察 
授業形態
(項目)
グループワーク・ペアワーク 
授業形態
(内容)
本授業は、グループワークとプレゼンテーションを主体とした授業です。前半は、グループワークが主体で、学生同士のグループで作業をしたりディスカッショ ンをしたりします。後半は、大学での学びに関するプレゼンテーションを行うことになります。 
使用する教材等
板書、テキスト(紙媒体)、スライド資料(電子媒体)、映像・音声資料 
履修条件等
特になし。 
履修に必要な知識・能力
特になし。 
到達目標
No 観点 詳細
1. A省察する  ・対話を通じて、自分の考えやものの見方を捉えなおすきっかけを得る。



・自分が大学で学ぶ意義について十分に検討した上で、本番発表に臨んでいる。



・自分が大学で学ぶ意義について十分に検討した上で、エッセイを作成している。 
2. B伝える・聴く  ・授業内の活動(グループワークや他の学生の本番発表)において、他者の発言や発表を聴いて理解できるとともに、適切に自分の考えを表現し伝えることができる。



・プレ発表や本番発表において、適切に自分の考えを表現し伝えることができる。



・エッセイにおいて、適切に自分の考えを表現し伝えることができる。 
3. C:汎用的技能   
4. D:態度・志向性   
授業計画
No 進度・内容・行動目標 講義 演習・その他 授業時間外学習
1. 第1回:ガイダンス/対話の技法~語ること、聴くこと



①ガイダンス:授業の趣旨説明



②ミラーリングの実践と、その意義を解説するレクチャー 
 
その他(講義、個人ワーク、グループワーク)   
2. 第2回:グループ学習A~大学で学ぶ意義を考えるⅠ



①グループ学習:「これまでの学び」を振り返るグループワーク 
 
その他(個人ワーク、グループワーク)  [授業後]本番発表の構成・内容を具体化する 
3. 第3回:グループ学習B~大学で学ぶ意義を考えるⅡ



①グループ学習:「これからの学び」を考えるグループワーク



②ワークシートを活用して自己評価表を作成し、本番発表の内容へとつなげる 
 
その他(個人ワーク、グループワーク)  [授業前]自分の将来に関わる事柄について何かを調べてくる



[授業後]本番発表の準備を進める 
4. 第4回:教員による「私にとっての学び」



①レクチャー:担当教員による「私にとっての学び」



②質疑応答とグループワーク:教員のレクチャーを題材として、「問いを立てる」ことをめぐって対話する 
 
その他(講義、個人ワーク、グループワーク)  [授業後]引き続き本番発表の準備を進める 
5. 第5~7回:本番発表Ⅰ~Ⅲ(各回6名)



①本番発表:テーマは「自分が大学で学ぼう(または、取り組もう)と考えていること・ものについて、その内容や楽しさ(やりがい)、大学で学ぶことの意義など」



②聴き手は、傾聴し積極的に質問する。また最終課題のエッセイ執筆のためにメモをとる。



③フィードバックシートを作成し、発表者に渡す(教員を介さない) 
 
その他(発表、個人ワーク、グループワーク等)



※発表者はPC必携 
[授業前]本番発表の準備を行う 
6. 第8回:グループ学習C~エッセイ完成のためのピアレビュー



①エッセイ草稿のピアレビューを行うグループワーク



②文章を書く際の「推敲」の意義に関するレクチャー 
 
その他(講義、個人ワーク、グループワーク)  [授業前]エッセイ草稿の提出



[授業後]完成版のエッセイを最終課題として提出 
授業以外での学習にあたって
指定された課題や自分の発表の準備、エッセイの作成にはしっかりと取り組んでください。 
テキスト
特になし。 
参考書
必要に応じて授業で案内します。 
授業資料
エッセイのテンプレートは以下からダウンロードしてください。



http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~kseminar/ 
成績評価
評価方法・観点 A省察する B伝える・聴く 備考(欠格条件・割合)
学期末試験
 
 
 
小テスト
 
 
 
レポート
◯ 
◯ 
 
発表(プレゼン・スピーチ)
◯ 
◎ 
 
授業への貢献度
◎ 
◯ 
 
作品
 
 
 
出席
 
 
 
その他(自由記述1) 
 
 
 
その他(自由記述2) 
 
 
 
その他(自由記述3) 
 
 
 
成績評価基準に関わる補足事項
ルーブリック
学習相談
・随時受け付けます。担当教員に授業の際や電子メール等で相談してください。



・授業に関わる活動(課題への取り組み、グループでの活動等)に困難を感じた際には、できるだけ早く担当教員に相談してください。



・担当教員の連絡先(電子メールアドレス):yoshida.shigeo.305@m.kyushu-u.ac.jp 
添付ファイル
その他
・すべての授業に出席することが望まれますが、やむをえず欠席する場合は、事前または事後に必ず担当教員に連絡してください。



・剽窃を含む不正行為には、厳しく対応します。



・本学では、ハラスメントに関する相談や苦情の申出に対応するために、相談窓口・相談員を設置しています。



ハラスメントの防止・対策について:https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/publication/harassment 
更新日付 2019/04/05 10:52