KJ 法のまとめ

参考書:川喜田二郎 (1967) 「発想法」(中公新書 136)
川喜田は、次のような手順で、研究やら会議やらを進めてゆけ、としている。
  1. 野外調査やブレーンストーミングなどによって、できるだけ多くの情報を 収集する。
  2. 収集した情報をカードなどにまとめる。
  3. カードを、近縁のものからまとめてグループ化してゆく。グループ化は 「小グループ→大グループ」という順番に行い、先入観を入れず、 出来る限りデータに語らせる。
  4. グループ化したものの相互関係を図解する (KJ 法 A 型)。 このときは、大分類から小分類へと全体のつながりを明らかに するように配置する。
    図解の例
  5. 図解したものから文章に起こす (KJ 法 B 型)。
  6. 問題解決の効率の良い手順をまとめる (PERT 法)。
とくに、図解と文章化ということを通じて、ものごとを整理できて 同時に新たな発想が生まれてくる、というのが要点である。