第 8 章 まとめ

最終更新日:2006/07/17
この講義でやったこと
  1. 宇宙ができてから現在私たちがかくあるまでの歴史:元素と生命をキーにして [第2、5章]
  2. 地球や惑星の現在の姿:内部構造と流れ(ダイナミクス)[第3、4章]
  3. 社会問題と関わる地球科学:地球温暖化問題、石油資源問題、地震防災 [第6、7章]

わかってもらいたいこと
人間は、いくら技術が発達したと言っても、自然という境界条件の中で生きている。 ヒトがどのような歴史の中で生まれ、どのような環境の下に生きているかを知り、 その上で人類の将来について考えてほしい。

[余談] 2006/1/31,2/1 の新聞:東海豪雨野並訴訟は住民側が敗訴(名古屋地裁)
治水で防げることには限界がある。ふだんから、どういう災害が起こりやすい ところに住んでいるのかという地学的な知識を持っておくことが大切 (川の付近は危険、など)。ただし、私はこの訴訟について詳しいことは 知らないので、判決自体の評価をするつもりはない。ただ言いたいことは、 ウォーターフロントはおしゃれだから住みたい、なんて思うのは、 洪水や地震の災害を覚悟してからにするべしということだ。本来は、自治体も 雨量がどのくらいより多ければ水害の危険があるということを明示すべきだと思う。 東海豪雨洪水を起こしたのは天白川の支流。もともと、天白川は歴史的にも 洪水が多く、天白という名前も天白神から来ており、洪水から田畑を守る 神様だったらしい。