Bartók : Rhapsody No.1 for violin (+ piano or orchestra)
last update: 2005/02/26
演奏会1の後で 2005/02/26
Bartók にしては非常に親しみやすい曲。民族的色彩を全面的に
押し出してある。しかし、それでも20世紀音楽なので、独特の厳しさがある。
演奏会で聴いてとても良かった。ひとつには、20世紀音楽の
厳しさはこういう曲でも聴き手にも集中力を要求するので、演奏会のような
集中できる場で聴いて初めて音楽に入り込める感じがある。もうひとつは、
音楽の尖ったところがより明確に感じられたことである。これは、
CD1 がオーケストラ付きなのに対し、演奏会1 が violin + piano の室内楽で
あったせいかもしれないし、樫本+Golanの組合わせがもともと
ダイナミックな演奏をするせいかもしれない。
演奏
- 演奏会1 : 樫本大進 (violin) + Itamar Golan (piano), 2005/02/26
at しらかわホール(名古屋)
少し前なら満入りになったような気がするが8割の入り。
R. Strauss の violin sonata というマイナー曲がメインのプログラム
だったせいかもしれない。この Bartók は violin + piano 版
- CD1 : Chung Kyung-Wha (violin) + City of Birmingham Symphony Orchestra
+ Simon Rattle (conductor), 1992/5/31,6/1, EMI RED LINE, TOCE 4039