図説 地球惑星科学


書誌情報

編者:鳥海光弘ほか 10 名
初版第1刷発行: 2018 年 4 月 25 日
吉田執筆部分:2.12 「核の進化と地球磁場変動」, pp.48-49
出版社:朝倉書店

内容紹介と自薦の辞

地球内部科学の事典で、私は「核の進化と地球磁場変動」というお題で2ページだけ書くことになりました。 内核の進化の問題は昔から考えてきたことなので、それについて半分くらい書きました。 核の進化の問題は、実際に見た人は誰もいないので、頭で考える問題ですから、あまりぱっとした図が無くて、 図説という割には、カラーになっているのがもったいないような図しか準備できませんでした。

核の進化に関連して古地磁気のデータも観測的な証拠として重要なのですが、これについては 最近フォローしていなかったので、書くのを機会に勉強しました。すると、最近シリケイト単結晶を 用いた古地磁気強度測定が出てきて過去のデータを塗り替えていることがわかり、それまでのデータが 使えなくなってしまっていることを知りました。そのため古地磁気強度の図(図2)はスカスカなものに なってしまった次第です。