日本における飢饉の時代
last update: 2009/09/21
日本の歴史で大飢饉であることが知られている年
鎌倉時代
13世紀には飢饉が多かった。
[以下の出典:湯浅治久 (2009) 戦国仏教(中公新書)pp.28-29]
「正嘉の飢饉」正嘉3=正元元 (1259) 年、大飢饉と疫病の流行があった。
日蓮や親鸞も記録している。
室町時代
15世紀半ば〜16世紀初頭は飢饉が多かった。
[以下の出典:湯浅治久 (2009) 戦国仏教(中公新書)pp.180-181,186-187]
- 千葉県松戸市の本土寺の「本土寺過去帳」で見ると、死人が特に多い年は、
正長元 (1428) 年、文明5 (1473) 年、永正2 (1505) 年の3回。
これらの年は、他の資料からも大飢饉の年であったことが分っている。
- 1466-1563 年の詳しい記録がある河口湖畔の常在寺の「常在寺宗中記」によると
以下のような飢饉があった。
- 文明5 (1473) 年
- 永正2 (1505) 年:冷害
- 永正12 (1515) 年:冷害
- 天文19 (1550) 年:長雨、大水、大風
- 永録2-4 (1559-61) 年:疱瘡(天然痘)の流行
情報源