radiocarbon web-infoがある。一通りいろいろ書いてあって便利。
[web page] Radiocarbon Date Calculation
238U → 206Pb λ = 1.55 × 10-10 y-1 T1/2 = 4.47 × 109 yの2つの系列があることが特徴である。この2つの系列の年代は、単純に言えば
235U → 207Pb λ = 9.85 × 10-10 y-1 T1/2 = 7.04 × 108 y
206Pb* / 238U = exp (λ238 t) - 1 (1)からそれぞれ得られる(* は radiogenic であることを示す)。 2つの系列から得られた年代が一致することを concordant であると言い、 一致しないことを discordant であると言う。そこで、 206Pb* / 238U vs 207Pb* / 235U の図のことを concordia diagram と呼ぶ。
207Pb* / 235U = exp (λ235 t) - 1 (2)
U が測定しづらい場合、あるいは abundance の小さい 235U が 測定しづらい場合は、(1) と (2) の代わり、あるいは (2) の代わりに (1) と (2) の比を取った
206Pb* / 207Pb* = [238U / 235U ] × [exp (λ238 t) - 1] / [exp (λ235 t) - 1]を使うことがある。この場合、[238U / 235U ] は よほど特殊な環境でない限り一定値 137.88 であると仮定する。 このようにして決めた年代を Pb-Pb 年代と呼ぶ。
[本] 平田岳史 (2002) 絶対年代測定法 in 「全地球史解読」(東大出版会)