last update: 2017/07/10

月相と太陰暦の月の日の名称

月相=0~27

朔望月=29.27~29.83日

月相 0

ついたち
月相 0 はこれから太陰暦の月が始まる日なので、「月立ち」→「ついたち」と呼ばれる。
「朔」は会意文字で、左側は「逆」の原字。月が一周して元へ戻ったことを示す。
音読みでは「ついたち」と読む。
新月
昔の意味では、朔を過ぎて見え始めた月なので、朔とはずれて陰暦三日頃の月(三日月)。
昔の意味では、朔から望までを指したという説もあるらしい。
今の意味では、朔と同じ。
new moon, dark moon
英語の new moon も元は「新月」と同様、朔を過ぎて見え始めた月のこと。朔は dark moon。
英語でも今の new moon は朔と同じ。
つごもり
月隠(つきごもり)の約。月が見えなくなる頃。太陰暦の月の最終日。
漢字は「晦、晦日」を当てる。
みそか
元は「三十日」のこと。
転じて太陰暦の月の最終日のこと=つごもり。小の月では 29 日、大の月では 30 日になる。
漢字は「晦、晦日」を当てる。

月相 1~6、22~27

三日月
太陰暦3日の月。月相 0 が太陰暦1日なので、月相 2 の月ということになる。
広い意味では、朔と上弦の間(月相 1~6) ならびに下弦と朔の間(月相 22~27)の月。
crescent moon
crescent は成長するという意味なので、crescent moon は月相 1~6 の月。
広い意味では、月相 22~27 の月も含める。ただしこれを decrescent moon ということもある。
区別をはっきりしたいときは、月相 1~6 の方を waxing crescent moon、月相 22~27 の方を waning crescent moon という。

月相 7、21

半月、弦月、弓張月、half moon
形を述べたもので、これだと月相 21 の月も含まれる。
上弦、下弦
半月のことを弦月ともいい、その月相 7 の方を上弦の月という。月相 21 が下弦の月である。
上弦の月は弦の向きから付けたという話もあるが、おそらくそれは俗説で、 上と下は上旬・下旬とか上半期・下半期とか言うときの上下で、単に時間の前後を指しているものと考えられる。 太陰暦の月の上旬の弦月が上弦の月で、月の下旬の弦月が下弦の月というわけである。 それなら上弦月(かみげんげつ)、下弦月(しもげんげつ)といえば誤解が少なくなっただろうにと思う。 実際、昔は「かみのゆみはり」「しものゆみはり」という言葉があったようである。
そもそも私は waxing moon のことを上弦の月というのだと長らく誤解していた。 これも上弦月(かみのゆみはり)、下弦月(しものゆみはり)という名前なら誤解がなかっただろう。
first quarter moon, third quarter moon
英語だとこれが紛れが無い。

月相 8~13、15~20

waxing gibbous moon, waning gibbous moon
日本語には適当な用語が無いが英語ではこう言う。

月相 14

満月、full moon
形を表したもの。
望=もちづき

情報源