バイオマスエネルギー
last update: 2011/11/03
藻類
近年は、藻類を使ったバイオマスエネルギーが注目されている。
その一つの理由は、陸上では栄養分の拡散が遅いのに対して、海では条件によっては
物質の移動が速いので、大量の生物生産が見込めるからである。
神戸大学の榎本平教授は、ボツリオコッカスの一種で増殖が極めて速いものを発見し、
その技術開発を事業化した。そのために民間と共同して IHI NeoG Algae 社なる会社を作った。
その藻の良い点は、増殖が速いこと、燃料そのものを作ること、食糧ではないことがある。
まだ価格が高いためにすぐには使えない。
情報源
[本] 武田邦彦 (2009) 「偽善エネルギー」(幻冬社新書 147), pp.247-248.
[web page] IHI Press release 藻類バイオ燃料の研究開発合同会社の設立 2011.07.07
[web page] JST Science News 「藻」からバイオ燃料 加速する研究開発 2011.10.26