地震計

last update: 2005/07/20

地震計と傾斜計

水平動地震計は傾斜計になり、傾斜計は水平動地震計になる。

傾斜があると、地震計が鉛直に対して傾く。すると、 重力加速度に地震計の「水平」方向成分が出てくる。 そのためみかけ上、地震計の水平成分に信号が現れる。

一方、傾斜計は重力加速度の方向を測るものであると言って良い (バブルにせよ、振り子にせよ)。地面が水平加速度をもって 動くと、それは重力加速度の水平成分と区別がつかない。 そのため、水平加速度運動があると、傾斜計に信号が現れる。

情報源

[セミナーでの話] 利根川貴志(名大環境)、熊澤峰夫(東濃)、 山内常生(名大環境)at GJセミナー (2005/07/19) 名古屋大学理学部 E 館 E433 号室