名古屋から九州に来てみると、名古屋では歴史が戦国時代以降しかなかったような気がするのに対し(もちろん古墳があるのは知ってはいるけれど、あまり歴史としてつながらない)、九州では歴史が一気に遡る。太宰府の歴史は、だいたい白鳳時代から平安時代にかけてである。あまり文書資料が残っていないので、考古資料を使って歴史を組み上げてゆくことになる。この展覧会の目玉(チラシに大きく印刷されているもの)も、重要文化財の鬼瓦である。考古資料中心の歴史は、茫漠としている部分も多いけれど、それはそれとして面白い部分もある。
私のメモが別ページにある。