スマホアプリ「名探偵コナン」で毎日一話ずつ無料で読める漫画のメモの続き。
著者 | 青山 剛昌 |
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シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
掲載時期 | 2020/09/26--2020/10/21(公式アプリ) |
入手 | 名探偵コナン公式アプリ |
読了 | 2020/10/21 |
スマホアプリ「名探偵コナン」で毎日一話ずつ無料で読める漫画のメモの続き。
巻 | 事件名 | Files | 登場人物 | 事件の概要 or 関連事項 | トリック |
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82 | 怪盗キッドVS京極真 | 1 鉄壁、2 暗転、3 雌雄 | 鈴木治郎吉が、宝石「グリーン・エンペラー」を公開するにあたって、キッド対策に頭を悩ませていた。 そこに京極真が現れて、宝石を守ることを申し出る。 園子は、京極真と怪盗キッドの対決が見られそうということでワクワクしている。そこへ、ベランダに 怪盗キッドが姿を現す。 鈴木大博物館では、京極が首から宝石を下げて待ち構えている。京極は、鈴木朋子に、キッドに負けたら 園子をあきらめろと言われていた。一方、コナンは、園子の言動が怪しいことに気付いていた。 キッドは、園子に変装して京極の前に現れた。京極を騙して宝石を奪うものの、京極は手指の長さで、 園子がキッドの変装であることに気付く。京極は超人的能力で、屋根の上までキッドを追う。 宝石はキッドが探していたものではなかったので、キッドは京極に宝石を返す。 |
園子がキッドに協力して京極の愛を試すようなことをする | |
82 | 招き三毛猫の事件 | 4 三毛猫の大尉、5 猫を被って、6 イタズラっ子、7 招き猫 |
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野良の三毛猫の「大尉」が喫茶ポアロに居ついている。大尉と梓の写真が雑誌に載ったことから、 元の飼い主と称する人が3人現れた。本当の飼い主は誰か?小五郎、コナン、少年探偵団が調べる。 コナンは、3人の言動から、益子が本当の飼い主であることを突き止める。益子はその猫を「漱石」と呼んでいた。 一週間後、益子から「猫に会いたいなら今日来てくれ」というメールが探偵事務所に届く。 そこで、少年探偵団はそのアパートに行ってみる。すると、益子が血を流して倒れていた。死んではいなかった。 インターホンの記録から容疑者は3人いた。露口、麻生、漆屋の3人だ。益子を突き飛ばして重傷を負わせたのは、 漆屋だった。漆屋は金の無心に来たのに、猫の「漱石」を渡されたからだ。しかも、その猫は以前自分が拾ってきた猫だった。 しかし、益子が猫を返した意味は2つあった。一つは「漱石」が幸運を招く招き猫だったから。もう一つは、 「漱石」が非常に珍しい雄の三毛猫で価値が高かったからだ。 結局、「大尉=漱石」はポアロの梓が飼うことになった。 |
部屋の外からドアのロックと鍵をかける方法 |
82 | 本庁の刑事恋物語 [告白/真相] | 8 ないのよ…、9 願いが叶った時に…、10 赤バッジ |
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佐藤刑事が高木刑事に「ないのよ…アレが…」と言う。高木刑事は、アレが生理の事だと誤解する。 一方、少年探偵団は、隣のクラスの真壁が覇王剣をゲットしたと聞いて、それがあるという志賀のアパートに行く。 志賀の叫び声がしたかと思うと、志賀の隣の部屋で安富が死んでいた。死亡推定時刻は、前夜の 7 時から 9 時だった。 その時間は、則也と志賀はテレビで仮面ヤイバーの映画を見ていたという。その前後も二人でゲーム三昧だったという。 犯人は志賀だった。半年前に、交通事故で志賀の姉の美伽が死んだ。その原因を作ったのが安富だった。 安富は志賀の姉にストーカー行為を働いていて、志賀の姉は安富から逃げるために道路に飛び出したのだった。 アリバイは、則也をゲーム漬けにして時間感覚を失わせることによって作った。 佐藤刑事が失くしたのは、警察の赤バッジだった。 |
ゲーム三昧で子供の時間感覚を狂わせてアリバイを作る。 似たようなトリックが No.130『本庁の刑事恋物語6』にもあった。 こちらは、テレビとビデオ三昧で千葉刑事の時間感覚を狂わせるというものだった。 |
82, 83 | 赤女の悲劇 | 11 赤女、1 赤い悪魔、2 赤き昔日、3 赤の悲劇 |
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世良が貸別荘の謎を解くという依頼を受けたので、蘭、園子、コナンもついて行く。依頼人は峰岸で、 高校のアウトドア部の仲間だった河名、薄谷、任田もいた。15 年前、近くの別の貸別荘で殺人事件があった。 その犯人が犯行時血だらけだったので「赤女」の異名が付けられた。その 3 年後、アウトドア部の仲間の聡子が 赤女を見たというので、皆で探しに行くと、聡子がはぐれて、やがて死体で発見された。 2 年前から奇妙なことがいろいろ起こり始めたので、世良が犯人探しを依頼されたのだった。 河名、蘭、園子が風呂に入ろうとすると、浴槽には一面トマトが浮いており、中には薄谷の死体があった。 長野県警の上原刑事が捜査に当たる。峰岸、河名、任田の3人が部屋で待機することになってしばらくして、 河名の叫び声がした。皆が駆けつけると、河名が怪我をして倒れていた。赤女にやられたという。 一方で、別荘の周りの森の中には、髪の長い怪しい人物がいるようだ。 薄谷を殺したのは、河名だった。河名は、風呂場で薄谷を殴って浴槽に沈めた上で、トマトを沈めた。 その後、風呂に入る直前にバスソルトを加えることでお湯の密度を上げてトマトが浮かび上がるようにした。 動機は、12 年前に聡子を見殺しにしたことだった。 一方で、河名を襲ったのは、15 年前の事件の関係者の香川だった。彼女は赤女を恨んでいて、河名のことを 赤女だと誤解して襲ったのだった。 |
トマトを沈めてから浮かせることで、犯行の時刻を誤解させる |
83 | 意外な結果の恋愛小説 | 4 恋愛小説家、5 世良に似た女の子、6 電話と海と私 |
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概要はすでに書いたので、 ここでは、隠されていた名前の秘密についてまとめておく。 助手の名前の「水無月千秋」は英語で読むと、秋=autumn、水無月=June だから、小説『電話と海と私』の ヒロインの「大田純」の名前が導かれる。 小説の題名の『電話と海と私』は TEL SEA I で、逆から読むと「愛してる」になる。 これは水無月が小学生の時に考えた暗号だろうとコナンは推測する。 一方、名前の中の「水」と「千」から、「火」と「京」「伍」(数字繋がり)を連想すれば、小説家の名前 「火浦京伍」が出てくると考えられる。この名前は、また作家の「火浦功」と「東野圭吾」をくっつけたのではないかという 推測がネット上にあった。 |
自室での殺害を被害者の部屋での殺害と見せかけてアリバイを作る。 広い意味でのアーティストが助手を殺害するという意味では、No.35『イラストレーター殺人事件』を連想させる。 容疑者が一人しか出てこなくて、アリバイトリックを破るという意味でも似ている。 |
83 | コナンと平次 恋の暗号 | 7 探偵の師匠、8 エビス橋、9 麻薬取引現場 | 少年探偵団が街を歩いていると、麻薬の売人が逃げているのに遭遇した。その男が落とした手帳には 妙なアルファベットと数字が書かれており、コナンはそれが地下鉄の駅名を利用した暗号であることを見抜いた。 最初に「12 月 3 日」と書いてあり、それは今日のことだった。その先がはっきりしなかったが、「恵比寿橋」の ようでもあった。服部平次と電話で会話することで、その暗号は大阪の地下鉄の駅名も利用しており、 「正午、戎橋、白いバラ」であることがわかった。 そこで麻薬取引があるだろうと考えて、平次はそこに急行し、白いバラを持っている人を探した。怪しいのは3人いた。 バラの花束を持った強面のおっさん、バラの飾りを付けた若い女、バラの胸飾りを付けたチャラい男だった。 チャラい男は和葉と話をしていた。 結局のところ、それら3人は麻薬の売人ではなかった。和葉と話していたのは麻薬Gメンで、売人は 潜伏先の漫画喫茶で捕まった。 |
地下鉄の駅番号と駅名を使った暗号の解読 | |
83, 84 | 工藤新一水族館事件 | 10 水色の思い出、1 緋色の探偵、2 ピンク色の回答 |
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蘭は、米花水族館で、1年足らず前に工藤新一と一緒に来た時のことを思い出す。 水族館の水槽の前で男が殺されているのを新一が見つける。腹を刺されていた。 新一は、犯人が身長 160 cm 前後のミニスカートの女性だと推理する。 新一は、目暮警部に水族館の客の携帯電話を集めてもらい、被害者の携帯から電話やメールをしたのに 無視した3人を割り出す。朱本にナンパされたという中桐、元カノの尾城、尾城と付き合っている仁部だった。 彼らが撮っていた動画から見ると、彼らは犯行とは無関係のようだった。 新一は、尾城の動画がおかしいことに気付く。尾城は、仁部のニット帽に携帯を挟んで動画を撮っていた。 尾城の手袋を脱がせると、手に被害者の返り血がついていた。動機は、朱本が、金をくれなければ 尾城の裸の画像をネットでバラまくと、尾城を脅していたためだった。 |
ビデオと手袋の怪しい点を見抜く |
84 | 堤無津川凧揚げ事件 | 3 凧揚げ大会、4 盗聴男、5 悪魔の声 |
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少年探偵団と阿笠博士が凧揚げ大会に参加する。が、凧はシッポが切れて途中で落ちてしまう。 横で、廉野亮太と八越のペアが凧を揚げていた。ところが、亮太が川を背にして後ろに下がったところ、 そこだけ柵の縄が切れていて、亮太はそれに気づかず下がりすぎて、川に落ち、意識不明の重体となる。 柵の縄は意図的に切られていたようなので、誰かが亮太を誘導したに違いなかった。 容疑者候補となるのは、一緒に凧を揚げていた八越、隣で凧を揚げていた加倉、携帯に電話をしていた敬実だ。 犯人は八越だった。彼は、タコ糸とペットボトルを使った糸電話で亮太に指示を出していたのだった。 動機は、亮太が加倉の妹にちょっかいを出して自殺を図るまでに追い込んだことだった。八越は加倉の妹が好きだったのだ。 |
タコ糸とペットボトルを使った糸電話 |