スマホアプリ「名探偵コナン」で毎日一話ずつ無料で読める漫画のメモの続き。
著者 | 青山 剛昌 |
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シリーズ | 少年サンデーコミックス |
発行所 | 小学館 |
電子書籍 | |
掲載時期 | 2020/11/08--2020/12/17(公式アプリ) |
入手 | 名探偵コナン公式アプリ |
読了 | 2020/12/17 |
スマホアプリ「名探偵コナン」で毎日一話ずつ無料で読める漫画のメモの続き。
巻 | 事件名 | Files | 登場人物 | 事件の概要 or 関連事項 | トリック |
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86 | 三人の第一発見者 | 2 親切なおばちゃん、3 不審な証言者たち、4 命を賭して… |
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少年探偵団が街を歩いていると、じっとアパートを見つめている男の子がいる。話を聞くと 「おばちゃんが殺されちゃった」と言う。その「おばちゃん」は、3人の男が部屋に来て、 その後「おばちゃん」が部屋から出てこなかったら、「おばちゃん」は殺されていると思って警察に 電話してくれと言い残していたらしい。で、「おばちゃん」が出てこなかったのだ。 「おばちゃん」はその男の子に親切にしてくれていたということだった。 皆でアパートの部屋に行ってみると、実際「おばちゃん」が首を吊って死んでいた。 「おばちゃん」はシナリオライターの駒井だった。 目暮警部ら警察がやってくる。集まってきた野次馬の中に、問題の3人の男がいた。 目暮警部が取り調べたところ、3人とも部屋に入った時駒井は死んでいたという。 真相は、たしかに駒井は自殺したのだった。目的は、3人と自分が昔窃盗団だったことを暴くためだった。 彼女は、シナリオ原稿の中にその告白を書いていた。3人が取り調べを受けている間に告白が世に出るように仕組み、 3人を逮捕させるのがねらいだった。男の子の両親は彼ら窃盗団に殺されていた。 |
自分の命と引き換えに旧悪を暴く |
86 | かまいたちの宿 | 5 鎌鼬あらわる、6 殺意の鎌鼬、7 鎌鼬の侵入経路、8 鎌鼬の幕切れ |
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長野と群馬の県境の「立居旅館」で鎌鼬が現れたという。そこで、平次、コナン、蘭、和葉、小五郎は、調査に行く。 蔵に有名な刀匠が作った草刈鎌があるというので、一行はそれを見に行く。突然電球が割れたかと思うと、 平次、小五郎、小柳が何かで切りつけられる。 捜査は山村警部が担当することになる。突然、盆蔵の悲鳴がする。皆が離れに駆け付けると、盆蔵は草刈鎌で 殺されていた。雪の上に付いた跡から犯人が侵入したらしい経路をたどると、露天風呂に続いていた。犯人は 湯の上を走ったのだろうか。実は、お湯は葛湯で、ダイラタンシー現象のため上を走れることにコナンと平次は気付いた。 犯人は小柳だった。最初に平次、小五郎と自分を傷つけたのは、ネイルに仕込んだカッターの刃を使ったのだった。 盆蔵の悲鳴は録音で、露天風呂の上という近道を通って盆蔵を草刈鎌で殺したのだった。彼女の母親は、 かつて盆蔵にひどい仕打ちをされて首になった仲居頭だった。母親はその後苦労をして若くして死んだ。 動機はその恨みだった。 |
ダイラタンシー現象、電球にチューインガムを付けて自動的に割れるようにする |
86, 87 | 県警の黒い闇 | 9 啄木鳥、10 足跡と啄木鳥会、11 妻女山へ…、1 往く事は流れの如し、2 鞭声粛々夜河を渡る |
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概要はすでに書いたので、 ここでは、このエピソードのモチーフとなっている川中島合戦に出てくる言葉についてまとめておく。 冒頭の「生を必する者は死し、死を必する者は生く」は、上杉謙信の言葉。「我を毘沙門天と思へ」と 言ったのも謙信で、コナンでは「我は毘沙門天、啄木鳥を滅ぼす軍神なり」というふうにアレンジされている。 啄木鳥戦法は、 第4次川中島合戦で山本勘助が進言した戦法だが、謙信には見破られた。 「鞭声粛々夜河を渡る」はこのときの謙信の行動を頼山陽が漢詩にしたもの。 この作戦失敗に責任を感じた勘助は、 「過ぎ往くこと、流れるが如し。愚挙に非ず」、もしくは コナンで引用されているように「往く事は流れの如し」と言って敵陣に突入して戦死したという。 事件の舞台となる千曲川、妻女山は、この第4次川中島合戦の舞台である。 県警の中にあったという怪しいグループ「啄木鳥会」のメンバーの名前は武田二十四将とよく似ている。 竹田繁は武田信繁、土屋晶次は土屋昌次、秋山信介は秋山信友、三枝守は三枝守友に似ている。 |
竹田警部の首から下の死体を自分(秋山)の死体と見せかけ、強盗犯の首から下の死体を竹田警部の死体と見せかける。 強盗犯の首を自分(秋山)の首と見せかける。 |
87 | サクラ組の思い出(蘭GIRL/新一BOY) | 6 蘭GIRL[前編]、7 蘭GIRL[後編]、8 新一BOY[前編]、9 新一BOY[後編] |
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蘭が 13 年前の保育園での出来事を思い出す。 蘭の名札バッジを小五郎が踏んづけて壊してしまったので、英理が代わりに折り紙で名札を作ってやる。 その名札を保育園で悪ガキにクシャクシャにされてしまったので、昼寝の時間に蘭はまた折り紙で名札を作る。 そこへ新一がやってきて、俺にも名札を作ってくれと言うので、蘭は先ほど作ったのをあげる。 新一は、蘭が名札のことで仲間外れにならないように気を遣ったのだった。それは新一の初推理でもあった。 新一は、保育園の江舟先生が、子供たちを遠くの公園に連れて行くのを不審がり、先生を問い詰める。 先生曰く、そのわけは、その公園の横の病院に妻が入院していて、その妻に子供たちの姿を見せるためだった。 しかし、不信感が解けない新一は、おかしいと両親に訴える。 工藤優作は、新一の話を聞いて調査を始める。江舟先生の妻の弟が蘭を誘拐しようとしていることを突き止めて、 警察に逮捕させた。江舟先生の妻は、娘の家出でノイローゼになり、子供を小さい時から育てたいと思い、 誘拐を思いついたのだった。それに夫と弟が協力していたというわけだった。優作は江舟先生に自首を勧め、 江舟先生はそれに従う。 |
保育園の先生の怪しい行動の意味 |
89 | 探偵団はヤブの中 | 2 デパートでランチ!、3 バラつく証言、4 証言の真相 |
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阿笠博士が福引で食事券を当てたので、少年探偵団をデパートでのランチに連れてゆく。 商品券も当てたというので、子供たちは食事後、デパートの自分が欲しいものの売り場に散ってゆく。 突然叫び声が上がったので、コナンが行ってみると、階段のところで細越が腹を刺されていた。犯人は 階段を下りたと聞いたので、コナンは少年探偵団に階段を見張っているように指示を出す。 慌ててデパートを出ようとしていた鎌屋、鹿間、宮台が容疑者として連れて来られるが、元太、光彦、歩美の証言がバラバラだった。 元太は、犯人は小柄で、灰色の服を着ており、服には「2」の番号がついていたと言う。光彦は、犯人は大柄の男で、 服の色は濃い灰色だという。歩美は、犯人は中背の女で、服の色は明るい灰色だと言う。 元太、光彦、歩美の犯人目撃の状況を検証することで、コナンは犯人を言い当てる。証言の背丈や色のばらつきは、 周囲の人や物の背丈や色との相対的な関係で起こったことだった。結局、中背で灰色が正解になる。歩美が女だと思ったのは、 犯人が右手を付き指していたために女のような姿勢で自分の靴に触ったためだった。元太が「2」の番号だと思ったのは、 「花」の字が半分バックで隠れたものだった。それらのことから、犯人は鎌屋だとわかった。動機は、彼女にフラれた原因を 細越が作ったと思ったことで、それは逆恨みだった。細越は一命を取りとめた。 最後の場面で、コナンは灰原が世良の「領域外の妹」によく似ていることに気付く。 |
食い違う証言の整合性を探る |
89 | 千葉のUFO難事件 | 5 千葉の難事件、6 未確認飛行物体、7 ソーラーバルーン |
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千葉刑事がなぜか宇宙人情報を聞いて回っている。 一方、蘭の友達の陽奈が毛利小五郎に UFO 捜しを依頼する。先日 UFO を目撃したというのだ。 杯戸高校の方から杯戸公園の方に飛んできたというので、小五郎、蘭、コナンは杯戸高校に行ってみることにする。 杯戸高校では殺人事件があったということで、千葉刑事がいた。千葉の話によれば、被害者は UFO 雑誌編集者の中津で、 遺体はコンクリートにめり込んでいた。ただし、死因は窒息死で、コンクリートの上に倒れる前に殺されていたようだ。 遺体の傍には、UFO 雑誌にときどき投稿していた朽木も倒れていた。朽木は、中津を殺したのは宇宙人だと言っているらしい。 変な証言をしている朽木が怪しいということで、千葉、小五郎、コナンは朽津のアパートに行ってみる。コナンは、 そこで黒いポリ袋を発見する。 コナンが明らかにした真相は以下の通り。朽木は、黒いポリ袋を中津にかぶせて窒息させて殺した。 そのポリ袋に空気を詰め込んで置いておくと、日差しで空気が温まり浮いて飛ぶ。それが UFO に見えたのだった。 動機は、朽木が撮った UFO 写真を中津にけなされたからだった。 |
温められた空気で浮くポリ袋 |